2005.12.07

ウィキペディア考

iTmediaにウィキペディアに関して次のような記事が掲載されました。

Wikipediaが登録制に――虚偽投稿対策で
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0512/06/news027.html

アメリカのジャーナリストがウィキペディアに、「『ケネディ暗殺に関与した』と虚偽の経歴を書かれた」と苦情を訴えたことから、新たな項目を登録する際には、ユーザー登録を義務づけるようにするそうです。

ウィキペディアは、ユーザーの善意が前提となっているシステムですが、こうした特定の意図のある書き込みを、すべてチェックするには、規模が大きくなりすぎているのかも知れません。

今回のケースは、やや政治的な側面を帯びていますが、それではウィキペディアを純粋に学術的な視点から見た場合には、どういう評価がくだされるのでしょうか?

少し前ですが、10月24日付のイギリスの高級紙ガーディアンに、"Can you trust Wikipedia? "(ウィキペディアを信用できますか?)という記事が掲載されました。「創設者でさえビックリしたことがあると認めた」ウィキペディアのいくつかのエントリーを専門家の目でチェックするという企画です。

たとえば、"Haute couture"というファッション用語については、「間違いが多い」と指摘されています。また、"Steve Reich"というアメリカ人作曲家については、特定の作品にだけ詳しくバランスを欠いていると指摘されています。

このほか、"Basque people"、"T. S. Eliot"、"Samuel Pepys"、"Bob Dylan"、"Encyclopedia"などのエントリーについても、専門家による点検がなされています。全体としては、事実関係には誤りは少ないものの、分析的な視点に欠けるという指摘が多いようです。

まぁ、そういうもんだと思って使っていくしかないのでしょうね。

[参考]Can you trust Wikipedia?
http://www.guardian.co.uk/g2/story/0,,1599116,00.html


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