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2006年10月

2006.10.24

「オレンジプラン」、「ブループラン」について一言

面白いアイデアだとは思いますが・・・。

au、ドコモの経年割引を引き継げます──ソフトバンクがMNP向け料金プラン
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0610/23/news079.html

しかし、携帯電話の料金体系って、自社のインフラの能力、契約者の人口分布、携帯電話の利用傾向などを、きめ細かく分析した上で作られるもののはずですよね。あるいは、こういう契約者を獲得したい、という政策的な面もあるし。

それを他社の料金体系をまるごとコピーして、しかも210円安くする、というのは、どうなんでしょね。

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2006.10.23

ナンバー・ポータビリティについて一言

日本で、どういう報道がされているのかは、よくわかりませんが、あまり大きなシェアの変動は無いと思いますよ。

【特別レポート】ナンバー・ポータビリティ・・・各国の事情
http://blogs.itmedia.co.jp/london/2006/03/post_1b85.html

私が以前にレポートしたデータを見ても、契約者数が数千万人規模の国では、ナンバーポータビリティの利用者は数年かけてせいぜい5%というところでした。

欧米では、「携帯電話番号が変わることが、携帯キャリア選択の妨げとなってはならない」という程度のものであって、「ナンバーポータビリティは業界再編の起爆剤」と言うのは、ちょっと大げさな気がします。

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コピーライト・トラップ

科学誌『NewScientist』を読んでいたら、"コピーライト・トラップ"について書かれた面白いコラムを見つけました。

The word: Copyright trap
http://www.newscientist.com/channel/opinion/mg19225741.800-the-word-copyright-trap.html

まず冒頭で、"Steinlaus"について紹介しています。

THE Steinlaus - "stone louse" in English - is a rodent-like mite.
According to the German medical dictionary Pschyrembel...

”「シュタインラウス」とは、-英語で"石ジラミ"の意- ネズミのようなシラミのことである。ドイツの医学事典Pschyrembelによると・・・”

と続くのですが、この"Steinlaus"なるものは、実際には存在しない架空の生物なのだそうです。

辞書などに、こうした架空の項目を入れておくと、他社が著作権侵害した場合には、明白な証拠としてあげることが可能となります。"Steinlaus"のケースは、単なるジョークだったようですが、New Oxford America Dictionaryでは、意図的に"esquivalience"なる造語が混入されたそうです。

このほか、メーリング・リストを盗まれた場合の証拠として、架空の人名、たとえば"Jakob Maria Mierscheid"を入れておく例や、1930年代のアメリカの地図に登場した"Agloe"なる地名についても紹介されています(どちらもGoogleなんかで調べてみると面白いですよ)。

また、このコラムの落ちがなかなか利いていて、それは、「もしこのコラムをコピーしようとしてるのなら、やめたほうがいいですよ。我々のコピーライト・トラップにひっかかるかもしれないから・・・」というものでした。

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2006.10.20

携帯電話メーカーとバイオメトリックス

今朝、遅い朝食を薄ぼんやりとしながらとりつつ、BBCニュースを見ていたら、女性レポーターが、「いま、ここロンドンでは、バイオ・メトリックスの展示会が開かれています」と紹介。面白そうなので、ちょっと覗いてきました。

バイオメトリックスの分野は、あまり詳しくないのですが、ざっと見たところでは、人の顔をカメラで撮影し個人を特定、指紋のスキャンによる個人特定、目の光彩(IRIS)のスキャンによる個人特定の3つが主要な技術のようでした。

いまイギリスの空港では、目の光彩のデータを事前に登録しておくと、入国審査の時にパスポートやIDカードを提示するかわりに、目のスキャンだけで入国できるようになっています。ただし、これは英国在住者に限られたものだったと思いますが・・・。現在のイギリスでは、テロ対策としてのセキュリティに非常に関心が高く、展示も、一般向けよりも、空港や公共施設、商業施設向けのシステムが多かったように感じられました。

London_085その中でも目についたのが米モトローラのブースで、パスポート・コントロールのシステムを展示していました。パスポートに内蔵されたICチップに、指紋と顔の画像データが記録されていて、それを機械で読み取り、顔と指紋を、その場でチェックするというもの。モトローラの方に、「モトローラが、バイオメトリックスなんてやってたんですね」と訪ねると、「まぁ、そのうち携帯電話にも採用されるかも・・・」という返事でした。

もう一つ気になったのは、Sagem Defence Securiteという会社です。これは、携帯電話メーカーのSagemのグループ会社で、軍事関係のセキュリティに関する製品を開発しているそうです。

パイオメトリックスとなると、まず軍事関連や、空港、公共施設などで採用が進み、そのうち一般向けの製品でも採用される、という段階を踏むと思われます。ですから、各社の技術的なレベルの違いよりも、軍事関連や公共施設などに、ITのインフラやシステムを販売している会社の方が、ビジネス的には有利な位置にいるのではないかと思いますね。

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2006.10.16

イギリスのボーダフォンがクリスマス商戦向け31機種を発表・・・日本メーカーはシャープとソニエリだけ

英ボーダフォンが、今年のクリスマス商戦向けの携帯端末31機種を発表しました。

http://www.vodafone.com/assets/files/en/vf_handsets_xmas_2006_01.pdf

内訳は、LG電子2機種、モトローラ4機種、ノキア6機種、Sagem 3機種、サムスン8機種、シャープ2機種、ソニー・エリクソン5機種、ボーダフォン・プランドのものが1機種です。このうち、日本メーカーはシャープの2機種とソニー・エリクソンの5機種だけで、その他の日本メーカーの端末はありません。

英ボーダフォンとしてのトピックは、

・HSDPA対応端末が6機種
・英ボーダフォンでしか買えない端末がハイエンドで5機種、ローエンドで5機種
・LG電子の端末が初めて登場
・初めてボーダフォン・ブランドの端末『Vodafone 710』が登場

などです。

そして、ソフトバンクの秋冬モデルと同じものがあるかどうかですが、私が確認できているのは『Nokia N73』だけです。同じもので可能性のあるのは、シャープとサムスンですが、シャープの方はスペックから推測すると、たぶん、違う機種だろうと思います。サムスンの方は確認がとれていません。ごめんなさい。

ところで、ソフトバンクと英ボーダフォンによる端末の共同開発って、どうなってしまったのでしょうか・・・。提携の効果が出てくるのは、春モデルからなんでしょうかねぇ?

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2006.10.13

ロンドンでYahoo!ケータイ発見!

London_082_1近所の携帯電話ショップを覗いていたら、「Nokia N73」が目に留まりました。「日本でも発売されるやつじゃん」と思ってメニュー画面を見たら、なんと「Y!」のマークが・・・。これは、「Yahoo! Go」という名称で、検索機能のほかに、ニュース、メール、メッセンジャー、カレンダー、着メロや壁紙のダウンロードなどのサービスが利用できるものです。

なるほど、日本のソフトバンク・モバイルはYahoo! Japanと提携していて、さらに、ソフトバンクと英ボーダフォンは合弁会社を設立しているので、その成果がもうイギリスでも現れてきたのだろう・・・と思いつつショップを出てみると何か変。ショップの看板には「3」とでかでかと書いてある。ここ、イギリスで3Gサービスを行っている香港ハチソン系の「3」のショップでした。

London_084で、「3」のサイトにアクセスしてみると、トップ・ページで「Nokia N73」と「Yahoo! Go」の宣伝がでかでかと。18カ月の契約で、月600分通話、テキスト・メール400通、月額45ポンド(約9000円)。ただし初めの6カ月は、通話時間とメールの本数が2倍で月額基本料は半分の22.5ポンド(4500円)。

私が調べたところでは、「Yahoo! Go」の専用ソフトをNokiaのスマートフォンにインストールすれば、キャリアがイギリスのボーダフォンでも利用できるようです。しかし、イギリスのボーダフォンは「VodafoneLive!」に力を入れているため、「Yahoo! Go」をプッシュしている様子はありません。イギリスのYahoo!はアメリカのYahoo!の子会社で、日本のYahoo! Japanとは経営面での直接的な関わりはありませんので、こういったことが起こる可能性はありましたが・・・。

7月25日に開かれた英ボーダフォンの株主総会で、サリーンCEOと話をした時に、ソフトバンクとの合弁について、携帯端末や新技術の共同開発には期待しているものの、コンテンツの協業については、あまり重要視していない、という印象を持ちましたが、やはり、その通りでした。

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2006.10.11

中日優勝おめでとう

中日ドラゴンズが2年ぶりのセ・リーグ優勝を果たしました。

10日は、朝からずっと外出していたのですが、もちろん携帯電話(Nokia 6630)でネットに接続し、2ちゃんねるの実況で試合の経過を逐一チェック(実況のみなさんありがとうございました)。

帰宅してからは、あまり大きな声では言えませんが、優勝した瞬間や落合監督の胴上げシーンをビデオで見ることができました。これもYouTubeのおかげです。便利な時代になったもんです。

ところで、中日が優勝すると大事件が起こる、というジンクスがあります。1999年に優勝した際には、東海村で臨界事故がありました。この事件があった時は、イギリスにきたばかりだったのですが、こちらでも臨時ニュースとして大きく取り上げられました。そして、いま、こちらでも連日報道されていることと言えば・・・。嗚呼。

ちなみに私は名古屋出身じゃありませんので、「おみゃーさんがた」とか、「やっとかめ」とか言いませんよ。「じゃんだらりん」のほうですので。念のため。

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2006.10.09

ロンドンは燃えているか?

London_080_18日からロンドンでITS世界会議が開幕しました。ITSとは、 Intelligent Transport Systemsの(高度道路交通システム)の略で、IT技術を使って、交通のコントロールを行おうという試みです。ITS世界会議では、いろいろな展示のほかに、研究報告会なども開かれています。



London_081それで、このITS世界会議は、アメリカ、欧州、アジアの持ち回りで行われるもので、今年は、たまたま欧州、それもロンドンで開かれることになりました。ですから、豊田章一郎ITSジャパン会長(左の写真)を始め、世界中の自動車業界やIT業界の関係者が、ロンドンに集まっています。

そして、さらにさらに今週は、ロンドン金属取引所(LME)の年次総会があることから、世界中の金属産業関係者が、これまたロンドンに集まっています。そのため、いまロンドンにくる航空便や宿泊施設は、とても予約しにくくなっており、また、予約できても、かなり高くつくようです。そんなわけで、上記2イベント以外の件で、今週ロンドンにいらっしゃった方、ほんとに、ご愁傷さまです。

ところで、世界中から人や情報が集まる場として機能しうることが、いまのロンドンの強みであると言うことができると思います。

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2006.10.06

英LastFM訪問記・・・「WEB2.0? うーん、よくわかんない」

『日経トレンディ』11月号のWEB2.0特集の依頼で、イギリスのLastFMに取材に行ってきました。誌面では書ききれなかったこともありますので、ここで紹介します。

London_076_2LastFMは、"音楽SNS"とカテゴライズされるサービスで、ユーザーがパソコンで聞いた音楽のデータを収集して、同じような音楽の趣味(Music Taste)を持つ人たちを紹介しあう、というのが基本サービスです。これに、ブログとしての機能や、タグをつける機能、ネット・ラジオの機能などが盛り込まれていて、WEB2.0的な音楽サービスとして注目を集めています。

London_077_1いままでは英語圏だけのサービスでしたが、日本では、エキサイトと提携して、この7月から日本語版のサービスを開始しています。LastFMの本社は、ロンドンのイースト・エンド(東端)にあります。地下鉄のオールド・ストリート駅から少し歩くと、倉庫街があって、そのワン・フロアーをオフィスに使用しています。

London_078左の写真は、LastFMの創設メンバーの3人で、左から、リチャード、フェリックス、マーティン。フェリックスとマーティンが激論をしているように見えますが、これは、もちろんヤラセです(笑)。そもそもLastFMは、ドイツ人のフェリックスとオーストリア人のマーティンが、ロンドンのコンサート会場で出会ったことが設立のきっかけだったそうです。

2001年に彼らが出会った頃は、フェリックスはパンク・バンドで演奏していた経験があり、また、マーティンは、小さなレコード・レーベルの運営に携わっていたそうです。そして、音楽好きの二人は意気投合した後に、「無名のミュージシャンをプロモートするためのウェブサイトを作ろう」と考えて、LastFMを2002年に設立しました。LastFMは、「音楽好きにとっての最後のラジオ局」という意味で、このサイトにアクセスすれば、自分のテイストにあった音楽を見つけることができるラジオ・サイトをめざしているそうです。

そして、彼らの目標である「無名のミュージシャンをプロモートする」ためには、どんな音楽がよく聴かれているか、についてのデータを収集することが重要である、と考えました。そして、イギリス人のリチャードが2003年に開始した"Audioscrobbler"というサービスに注目し、リチャードもLastFMに参加することになりました。別々に発生した2つのプロジェクトが、ここで1つになったわけです。"Audioscrobbler"というのは、パソコンで再生された音楽のデータをインターネット経由で収集するシステムで、あるユーザーの音楽の趣味をパターン化し、それと同じような嗜好を持つユーザーを紹介しうというものです。

私は、この取材をする前の時点では、なぜ「よく聞かれる音楽のデータが重要である」のか、いま一つわかりませんでした。しかし、いろいろと話を聞いているうちに合点がいきました。たとえば、音楽の好きな人が初めて出会った時に、次のような会話をしますよね。

A「君は、どんな音楽良く聞くの?」
B「aaaa(アーティスト名など)とか、bbbbも好きかな」
A「ふーん。ccccなんかどう?」
B「うーん、ccccは、ちょっと・・・。でも、ddddは好きですよ」
A「あ、ddddも好きなんだ。それだったら、eeeeも気に入ると思うよ。今度コンサート行こうよ・・・」

というような。これって、読書とか、映画鑑賞とか、美術鑑賞とか、そういった趣味を持っている人同士が初めて出会った時に、かならず探り合うようにする会話ですよね。「コイツとは、友達になれそうかな?」と思いつつ。で、LastFMは、それを押しつけがましく無いようなやり方で、スマートに行える場として機能していると。

彼らが、LastFMを設立した2002年というと、iPodやiTunes Music Storeも無い頃で、もちろんWEB2.0などという概念もありませんでした。それでも現在のLastFMは、WEB2.0的な要素を、たくさん取り込んでいて、WEB2.0サービスの代表格と言えるかもしれません。それで、COOのマーティンに聞いてみました。「WEB2.0という概念について、どう思うか?」と。そしたら、マーティンの返事は、「うーん。よくわかんない」でした。

LastFMは、2002年の発足当初から、音楽好きのためのコミュニティ主導(Community Driven)のサイトの構築をめざしてきました。その過程で、いろいろな技術が持ち込まれ、結果としてWEB2.0的な要素をが、色濃くなったのだと思います。彼らは、決して、WEB2.0企業になることをめざしていたわけではないし、逆に言えば、めざすところがはっきりしていなければ、どんな技術を盛り込んでも、ユーザーに見放されてしまうのだろうと思います。

London_079(LastFMのオフィスでは、プログラマーを中心に22人のスタッフが働いていました)

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2006.10.04

続・オンライン・ショッピング時代の勝者と敗者・・・英国篇

シリーズものにする予定はなかったのですが、いろいろとニュースがありましたので、続編を。(1ポンドは222円です)。

まず、イギリスの大手スーパー、テスコのオンライン・ショッピング部門の売り上げが、上半期(3-8月の6カ月)で、前年同期比28.7%増の5億5400万ポンドとなりました。同部門の利益は43%増の3380万ポンドに。またテスコは、生鮮食料品に加えて、雑貨類のオンライン・ショッピング"Tesco Direct" ( http://direct.tesco.com/ ) を始めました。

ちなみにテスコは、イギリスのほか、日本も含め12カ国に店舗を出しています。日本とハンガリーは苦戦しているようですが、その他の国では、売り上げも伸びていて、テスコ・グループ全体の売り上げは、12.7%増の227億ポンドに達しています。テスコは、一昔前は、「腐った肉を売っているスーパー」と馬鹿にされていましたが、いつの間にか、イギリスを代表するスーパーへと成長してしまいました。世界戦略も、アメリカのウォルマートのような押しつけ型ではなく、地元の市場特性にあった戦略を採用しているのだそうです。

百貨店のJohn Lewisもオンライン・ショッピングが好調で、店舗の売り上げよりも、オンラインの売り上げの方が多いそうです。そして、最近になって金融と旅行関連のサービスも"Greenbee" ( http://www.greenbee.com/ ) という名称のサイトで、オンラインにより提供しています。

レコード量販店のHMVは、CDやDVDの小売価格を半額程度にしたところ、売り上げの減少に、やや歯止めがかかったそうです。小売価格をCDが5ポンド前後、DVDが10ポンド前後にしたところ、第2四半期の売り上げは前年同期比5.4%減となり、第1四半期の同16.7%減に比べると減少幅は、小さくなりました。CDやDVDの小売価格を下げることで、販売枚数が増えたと言えそうです。小売り店舗であるHMVは、音楽のダウンロード販売とも競合しているわけですが、ある程度のところまで小売り価格が下がれば、ダウンロードではなく、CDを選ぶ消費者も増えてくるのではないかと思います。

またHMVの傘下にある書店チェーンWaterstone's ( http://www.waterstones.co.uk/ ) は、アマゾンに頼らずに、自社サイトを通じて書籍を販売することにしました。サイトの中に読者のためのクラブを作り情報交換の場とします。また、それぞれの店舗のマネージャーに、店頭に並べる本の選択やイベントを独自に行う権限を与え、店舗毎の地域色を強め、それをインターネットで広めていくのだそうです。

家庭雑貨販売のWoolworths ( http://www.woolworths.co.uk/ ) は、お客さんが、オンライン・ショッピングで購入したものを、店頭でピックアップできるサービスを始めるとのこと。また、カタログ・ショップのArgos ( http://www.argos.co.uk/ ) は、配達のサービス向上を図ることと、一部の地域で郵便局(ロイヤル・メール)の窓口で商品をピックアップできるようにするそうです。

今年のクリスマス商戦に向けて、オンライン・ショッピングに対する各社の取り組みが進んで来ています。実は、イギリスでは、何年か前のクリスマスにも、オンライン・ショッピングがブームとなったのですが、その時は、イギリスの配達事情の悪さから、注文したプレゼントが、クリスマスまでに配達できないことがわかって、あわてて買い物に出かけた人が数多く現れたことがありました。それで、オンライン・ショッピング対する信頼感が失われたのですが、最近また、復活しつつあるようです。ういう意味では、現在のイギリスは、第二次オンライン・ショッピング・ブームを迎えつつあると言えます。

[追記]

今日気がついたのですが、日本のラストミニットドットコム(

http://www.lastminute.co.jp/ 

)は解散したようですね。イギリスの本家は、もちろん事業を継続しています。

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2006.10.02

BenQ・ジーメンスが欧州事業の破産申請

台湾のBenQは、ドイツの子会社であるBenQ Mobileの破産申請を行いました。

BenQ、BenQ Mobileへの資本注入を打ち切り

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/30/news010.html

BenQ Mobileは、BenQが2005年に独ジーメンスの携帯電話事業を買収して設立した会社です。これまでに8億4000万ユーロの投資を行いましたが、新製品の発売が遅れたことなどにより昨年1年間で、6億ユーロの赤字が発生しました。英FT紙によると、黒字化させるのに、さらに5億ユーロの追加投資が必要となり、台湾の本社は、事業継続を断念したそうです。

ヨーロッパでの事業継続を断念するだけで、台湾を中心とするアジア市場では、「BenQ・ジーメンス」のブランドを使い続けるとのこと。

ただ、携帯電話の台数ベースの世界シェアは2006年第2四半期でみると、合計2億3400万台のうち、ノキア33.5%、モトローラ22.2%、サムスン11.2%、ソニー・エリクソン6.7%、LG電子6.5%で、BenQ・ジーメンスは3.1%でした。シェアが6%を切ると、世界レベルの競争では勝ち残れない、と言えるかもしれません。

ソニー・エリクソンは、「5年以内にトップ3をめざす」とのマイルス・フリント社長のコメントが、英FT紙に紹介されていました。同社は11月にロンドンに、自社製品を販売するショップを開設するそうです。その後は、西ヨーロッパの他の国やアジアでも開設する計画のようです。

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