2010.05.12

保守党と自由民主党の連立が成立

かつて日本にも同じような連立政権があったような気がしますが……(笑)。

Embracing change: Cameron forges historic coalition
http://www.guardian.co.uk/politics/2010/may/11/david-cameron-uk-prime-minister
Cameron accepted the Queen's invitation to form a new government shortly before 8.30pm and minutes later spoke to the country outside Downing Street alongside his wife, Samantha, and announced he will establish a "proper and full" coalition with the Liberal Democrats - the first in British politics since 1945.

5月6日の総選挙で、第一党となった保守党のキャメロン党首は、第三党の自由民主党のクレッグ党首と、連立政権を発足させることで合意しました。11日の夜に、エリサベス女王にバッキンガム宮殿に招かれて、そこで首相に任命されました。

イギリスで、連立政権が発足するのはチャーチル率いる大連立政権以来70年ぶりのことで、戦後では初となります。キャメロン党首は現在43歳7カ月で、43歳12ヶ月で首相となったブレア元首相を抜いて、1812年以来で最も若い首相となるそうです。 自由民主党は3つの閣僚ポストを獲得する予定で、クレッグ党首は副総理に内定しているとのこと。

ところで私は3月下旬の時点で次のように予測していました。

日立の鉄道事業はイギリス総選挙の結果次第?
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/03/post-86e7.html

《3つのパターンうちでもっとも可能性が高いのは、<3>の保守党と自由民主党の組み合わせではないかと思います。》

なぜ、このような予想をしたかというと、政策的には、中道左派の労働党と、左派の自由民主党は近いのですが、自由民主党はそもそも労働党の左派が、旧・自由党と合流して誕生した政党のために、近親憎悪的な感覚があるので、労働党-自由民主党の連立政権は難しいのではないかと思ったからです。

これは日本で言えば、旧・社会党と旧・民主社会党(民社党)のような関係で、1994年に民社党を含めた新進党を作った時に、下に置かれた社会党がへそを曲げて、非自民党連立政権の崩壊を招いたような感覚と同じと言えばわかりやすい……かえってわかりにくいですか?(笑)。

もともと自由民主党は、労働党への批判票を集めて成長してきた政党ですから、労働党-自由民主党の連立が成立すれば、自由民主党の役割は終わってしまうことになります。また、保守党としても、なんとしても十三年ぶりに政権を奪還したいという意欲はあるわけですから、ハング・パーラメントになった場合は、保守党と自由民主党の連立がもっとも蓋然性が高いのではないかと思っていました。まあ、結果が出てからでは、何とでも言えるんですけどね……(笑)。


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