2010.06.27

ギリシャが借金返済のために島の売却を検討

財政破綻の瀬戸際にあるギリシャが、国内に約6000の島を売却することを検討している、と英ガーディアン紙が報じています。

Greece starts putting island land up for sale to save economy
http://www.guardian.co.uk/world/2010/jun/24/greece-islands-sale-save-economy
Now Greece is making it easier for the rich and famous to fulfill their dreams by preparing to sell, or offering long-term leases on, some of its 6,000 sunkissed islands in a desperate attempt to repay its mountainous debts.

この記事の末尾に注記がついているのですが、最初に掲載された記事のタイトルは、"Greece puts its islands up for sale to save economy" (ギリシャが、財政再建のために島を売却)と断定調だったものを行き過ぎたタイトルだったとして、現行の"Greece starts putting island land up for sale to save economy" (ギリシャが、財政再建のために島の売却へ)とニュアンスを弱めています。

また、記事内では、ギリシャ政府が島を売却していることを検討している話と、民間の不動産会社が販売している島の話、さらに地元の不動産業者のコメントが組み合わされているのですが、ややミスリード的になっていたものを、より丁寧に説明を加えた、としています。だからまあ、島の売却は、まだまだ検討段階に過ぎないようです。

記事の内容は、ギリシャ国内にある約6000の島を売るか、長期のリースに出すことを検討しているようです。たとえば、観光地として有名なミコノス島の3分の1はギリシャ政府が保有しており、買い手には、観光用の施設を作ってくれることを期待している、とのこと。

ロードス島の買い手としては、中国やロシアの富豪の名が上がっているようです。チェルシーFCのオーナーであるアブラモビッチ氏の名前も記事の中に出てきますが、これはこの手の記事には必ず出てくる名前で、信憑性は「?」です。

では、ギリシャは110億ユーロ(1兆2000億円)の資金援助をEUとIMFから得ていますが、これを返済するには、島をいくつ売ればよいのでしょうか? 

民間の不動産会社のサイト( http://www.privateislandsonline.com/ )によると、1235エーカー(500万平方メートル)のナフシカ島(Nafsika)の価格が1500万ユーロ(16億円)ですが、ほとんどの島は200万ユーロ(2億2000万円)以下の価格で販売されているようです。

ただし、約6000の島のうち、人間が住んでいるのは227の島しかなくて、ほとんどはインフラの整備ができていな無人島で、これらの無人島を開発してくれる投資家を探しているそうです。

以上が、島の売却に関する部分の要約ですが、まあ、正直なところ、まだまだ、ギリシャ政府がムシのいい話を検討している段階に過ぎないということだと思います。

[参考]
財政破綻国ギリシャとハンガリーの比較
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/news/2010/06/post-bec4.html


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