2010.07.10

無料紙になったロンドンの夕刊紙イヴニング・スタンダードが黒字化か?

2009年10月から、無料紙になったロンドンの夕刊紙イヴニング・スタンダードが、6月の第三週に一週間だけですが黒字化した、と報じられています。

Freesheet London Evening Standard on target to turn loss into profit
http://www.guardian.co.uk/media/2010/jun/21/freesheet-london-evening-standard-profit
Last week the company managed to break even for the first time since it was acquired in January 2009 by Alexander Lebedev and his son, Evgeny who used a free newspaper model. It was only for that one week, but the very fact that the trend - showing income rising as costs fall - is up at all is remarkable at a time when newsprint publishers in Britain are suffering record losses.

Roy Greenslade の記事によると、同紙は、6月の第三週の一週間だけですが、無料紙化して以来初めて、損益分岐点に達した、とのこと。これは、広告収入が増えるとともに、コスト削減が進んできたことの現れであり、赤字に苦しんでいるイギリスの新聞界にとっては朗報であるとのこと。

具体的には、現在、同紙の一週間の制作コストは110万ポンドで、広告収入も110万ポンドに達したそうです。同紙は、2012年通期での黒字化をめざしており、現在毎日60万部の部数を、75万部にまで増やしたいとのこと。

イヴニング・スタンダードは、2009年2月に、ロシア人富豪のアレクサンドル・レベデフ氏に買収され、10月からは、それまで有料紙だったものが無料紙として配布されるようになりました。

[参考]英夕刊紙、無料化で読者数が倍に
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/02/post-8f65.html

ちなみにレベデフ氏は、2010年3月には、イギリスのインディペンド紙も買収しており、こちらもロンドンに限り無料紙化を検討しているとのこと。

[参考]英インディペンデント紙がロンドンで無料紙化を検討
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/05/post-4fcc.html


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