2010.08.09

英語力強化法Vol.2 英和辞書は捨てろ!

とある英語学校の教室。イギリス人の先生が生徒に持っている辞書を机の上に出すように言いました。そして、おもむろに、「こんなものは捨てろ!」と命じました……。

これ実話です(笑)。

この先生が言いたいのは、英語の勉強をするには、英英辞書が一番ということです。英和辞書、あるいは、英中辞書、英印辞書のように、英語を外国語とする人間が、英単語をいったん母国語に置き換えて覚えると、意味のズレが生じてしまって、上級レベルへと進めなくなってしまいます。それを回避するには、英英辞書を使って英単語を英語のまま覚えていくことが大事というわけです。

私が使っていたのは、『OXFORD現代英英辞書』( Oxford Advanced Learner's Dictionary )。


これはイギリス英語の辞書なので、アメリカ英語を学びたい人は、アメリカ英語の英英辞書、『ロングマン現代アメリカ英語辞典』( Longman Advanced American Dictionary )などを使用した方が良いでしょう。


これらの辞書は、英単語の意味を説明するのに、より難しい英単語で置き換えるのではなく、2000語程度の基本英語だけで、解説しているため、英語を学ぶ学習者にもとても使いやすいものとなっています。

どうやって使うかというと、単語の意味を調べたら、その単語の意味をいままで母国語で書いていたところを、英語で書くようにするのです。

たとえば、前回のエントリーで出た concede を『リーダーズ英和辞書』で引くと次のような意味が出てきます。

1.《譲歩して》容認する、承認する、認める<that>;
 《競技・選挙などで》<(自分の)敗北・(相手の)勝利を>認める、
 《正式決定前に》<選挙など>で<相手に>敗北したと認める<to>
2.<権利・特権などを>与える<to>;
 《スポ》<ゴールを>許す、<試合>の勝利を許す

いままでは単語帳を作る時には、この日本語を書き出していたと思いますが、これを、英語で書くようにするのです。同じように concede を、『OXFORD現代英英辞書』で調べてみると……

concede
1. to admit sth is true, logical, etc
2. to give sth away, especially unwillingly; to allow sb to have sth
3. to admit that you have lost a game, an election, etc

sth は something(何か)の、sb は somebody(誰か)の略です。英和辞書の2と英英辞書の2を比較してみると、英英辞書の2の especially unwillingly のニュアンスが英和辞書では把握できないように感じられます。

つまり、いちいち英単語を日本語に変換して覚えるのではなく、英語のまま記憶して蓄積していくことが、英語力を強化する上での近道なのです。この作業は、英作文の練習にもなりますし、必要ならば、意味だけでなく、例文を書き出すのも良いでしょう。。

最近の電子辞書には、英英辞書も入っているので、是非、活用してみてください。


というわけで、
「英語力強化法Vol.2 英和辞書は捨てろ!」
でした。次回は、
「英語力強化法Vol.3 読むべき英文は?」です。


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