2010.08.11

英語力強化法Vol.7 仮定法の謎

日本で使われている英語の文法書には、「仮定法」という項目があるはずです。英語で書くと、subjunctive mood。ところが、この「仮定法」という文法用語は、実は、イギリスの英文法書には無いのです!

では、仮定法( subjunctive mood )は、どのように扱われているかというと、条件節( conditional )の一つとと見なされているのです。

zero conditiomal = 普遍的な条件を示す
first conditional = 未来の行動を示す
second conditional = 現在の事実と異なることを示す
third conditional = 過去の事実と異なることを示す

[参考]English Conditionals
http://www.englishclub.com/grammar/verbs-conditional.htm

つまり、second conditional が、日本の文法用語でいう「仮定法過去」、third conditional が「仮定法過去完了」となります。

これを知ったときは、ちょっと驚きましたね。仮定法というと、文法書の最後の方に載っている難しいものという印象があったのが、「あ、そんなに難しくないよ。条件節の一種だから」と言われているような気がしました。

ところで、英語の仮定法に特徴的な点は、事実と違うことを示すときには、時制を一つ過去にずらすことでしょう。場違いな時制を使うことで、それをわからせるわけです。他のヨーロッパの言語では、仮定法に相当するような用法には、動詞が変化することが多いようですが、英語は、時制をずらすことで、その機能を果たしています。

これは、おそらく英語の時制が他のヨーロッパの言語よりも厳密だからではないか、と推測しています。日本語も比較的自制の感覚がいい加減なので、場違いな時勢を使って表現する仮定法が難しく感じるのではないかと思います。


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