2010.10.05

日立に朗報?――イギリスの高速鉄道にゴーサイン

イギリスの交通省は、ロンドンからマンチェスター、リーズへの高速鉄道敷設の計画にゴーサインを出しました。これは、日立に関係があるのでしょうか?

Hammond gives high-speed rail line green light
http://www.ft.com/cms/s/0/b86c1886-cfe5-11df-bb9e-00144feab49a.html
Instead, the transport secretary said he would spend an extra £800m to press ahead with a “Y-shaped” route – proposed by the previous Labour government – which will split into two separate lines just north of Birmingham. One will go up via Manchester, connecting to the west coast main line, while the other will head east through Leeds to Newcastle to join the east coast main line.

労働党の前政権において提案されていた案は、ロンドンからマンチェスターを経てリーズを通る「S字ルート」というものでした。しかし、今回採用されたのは、バーミンガムを過ぎたところで、リーズ方面とマンチェスター方面の二手にわかれる「Y字ルート」というものです。

20101005railway

さて、かねてより話題になっている日立が高速鉄道車両の製造・保守事業に関する75億ポンド(約1兆円)の優先交渉権を持っている路線は、下記の記事によると、グレート・ウエスタン本線とイースト・コースト本線の二つです。

英鉄道事業の優先交渉権、日立製作所の獲得に怒りの声
http://www.afpbb.com/article/economy/2571529/3791584
《共同出資会社「アジリティ・トレインズ(Agility Trains)」が、ロンドン(London)と西部を結ぶグレート・ウエスタン本線(Great Western Main Line)、およびロンドンと北部を結ぶイースト・コースト本線(East Coast Main Line)に「超高速列車」を供給することになる。》

リーズからニューカッスルを経てエジンバラまでが、イースト・コースト本線の一部となります。ロンドンからニューカッスルまでの高速化については、まだ決定されていませんが、それでも今回の決定は、日立にとっては少し前進した、ということができるのかもしれません。ただ、全体的な状況としては、逆に、イースト・コースト本線の全面的な高速化は遠のいたということになるのかもしれません。

新しい線路の敷設工事は2015年より始まるとのこと。

[参考]
どうなる日立の鉄道事業?――英タイムズ紙より
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/06/post-cfe5.html


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