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2011年4月

2011.04.28

ノキアがSymbian OSの開発部門をアクセンチュアに譲渡――どうなるSymbian? その5

2月に米マイクロソフトとスマートフォンに関する包括提携を結んだノキアですが、なんと、Symbian OSの開発部門を、アメリカのコンサルティング会社アクセンチュアに譲渡する、と発表しました。

米マイクロソフトとの提携に関しては、ノキア社内だけでなく、アナリストなどからも、うまくいかないんじゃないか、という声が上がっていましたが、Symbian OSとの決別を、これほど大胆に実行するとは、思っていませんでした。まさに、後戻りできない「背水の陣」を敷くことになります。

ノキアにいたSymbian OSの開発部門3000人の社員は、アクセンチュアへ移籍します。ただ、すでに発売されているSymbian OS搭載携帯電話のサポートなどは、ノキアが継続する予定とのこと。また、ノキアでは、このほかにも4000人の社員を削減する計画を発表しています。ノキアは、2011年1-3月の世界シェアが3割を切るなど、携帯電話の覇者としての将来性が危ぶまれていることを示唆しています。

一方、Symbian OSの開発を引き受けるアクセンチュアの狙いはなんでしょうか? Symbian OSを再生させる秘策があるといいのですが……。

[参考]
どうなるSymbian?
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/09/symbian-9ae9.html
どうなるSymbian? その2
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/10/symbian-3f60.html
どうなるSymbian? その3
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/11/symbian-f95f.html
ノキアがマイクロソフトと提携――どうなるSymbian? その4
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2011/02/symbian-6c82.html

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2011.04.26

ホリエモンの実刑が確定

ライブドア事件で証券取引法違反の罪に問われていたホリエモンこと堀江貴文の上告審で、最高裁は堀江被告の上告を棄却。2年6ヶ月の懲役が確定しました。

個人的には、検察をとりまく状況からも、高裁判決の破棄差し戻し、つまり「無罪」になるのではないか、と思っていましたが……。

というわけで、過去にホリエモンや、司法、政治について書いたエントリーを集めてみました。

結局ホリエモンは正しかったのだなぁ・・・・・・
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2007/10/post-485c.html
▽ホリエモンが語る塀の中の暮らし
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2009/03/post-c16c.html
▽ホリエモンの右腕だった男の弁明の書
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2009/03/post-f9f7.html
▽産経新聞の抱える闇とは
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2009/03/post-1613.html
▽司法記者が見た特捜部の崩壊
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2009/04/post-f59a.html
▽2001年の時点ですでに指摘されていた特捜検察の闇
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2009/04/2001-1cf4.html
▽『拝金』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2010/06/post-a29a.html
▽『冤罪法廷』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2010/10/post-c77c.html
特捜神話の崩壊――日本のポストモダン Scene2
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/10/scene2-4d12.html
▽もしもホリエモンがフジテレビを買収していたら
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2010/12/post-b497.html
▽『成金』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/02/post-cdea.html
▽奥田英朗の『最悪』は、ホリエモンの『成金』と比べてみると面白い
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/03/post-741b.html
▽『誰が小沢一郎を殺すのか?』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/04/post-cff7.html
〈システム〉の崩壊――日本のポストモダン Scene6
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2011/04/scene6-c9b2.html

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2011.04.20

〈システム〉の崩壊――日本のポストモダン Scene6

3月11日からずっと続いている福島原発の危険な状態を見るにつけ、日本の統治機構そのものに重大な欠陥があると感じている日本人は多いと思う。

オランダ人の日本研究家、カレル・ヴァン ウォルフレンは、1989年に発表した『日本/権力構造の謎』において、日本の統治機構を、官僚、自民党、産業界の三つが牽制しあう「先端のないピラミッド」のようなものであり、それを他の国に存在するどの統治機構とも異なる日本独自の〈システム〉と呼んだ。

カレル・ヴァン ウォルフレン『日本/権力構造の謎〈上〉』(篠原勝訳、ハヤカワ文庫NF)

カレル・ヴァン ウォルフレン『日本/権力構造の謎〈下〉』(篠原勝訳、ハヤカワ文庫NF)

この政官業のトライアングルを補助的に支えているのが、学会であり、マスコミであった。

福島の原発事故でも、津波に対する対策や、原子炉停止後の予備電源について、もう少し厳しい監督体制がしかれていれば防げたのではないか、と感じている人も多いと思う。その意味において、福島原発の現在の状態は、〈システム〉のもたらした人災ということができるだろう。

1994年の「日本語文庫新版への結び」においてウォルフレンは、1993年8月に細川・非自民政権成立の立役者となった小沢一郎に多大なる期待を寄せていた。

しかし、その後十数年にわたり、小沢一郎は、官僚とマスコミのタッグによる執拗な「人格破壊」を受け続けてきたと、最新著『誰が小沢一郎を殺すのか?』で指摘している。

▽『誰が小沢一郎を殺すのか?』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/04/post-cff7.html
《「人格破壊」という政治的な暗殺は、世界各国で見られることだが、小沢一郎に対しては世界に例をみないほどの執拗なものだという。小沢一郎に対するそれは、1993年に自民党を割って、非自民連立政権を創って以来、マスコミと、その背後にいる検察や官僚によって続けられている。》

『日本/権力構造の謎』の発表以降、阪神大震災や大手金融機関の破綻、中国の台頭、リーマン・ショックなど、さまざまな危機を乗り越えてきた〈システム〉だが、風評被害や将来の健康に対する懸念までを含めれば、莫大な損害を日本にもたらした福島原発事故によって、とどめをさされることになるのではないか。

◆日本のポストモダン #6
〈システム〉の崩壊
移行期間:1993年8月-2011年3月

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