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2012年1月

2012.01.07

米ジャーナリズムにおける盗作・捏造事件簿――『捏造と盗作』より

高浜賛『捏造と盗作』に登場する、米ジャーナリズムにおける盗作や捏造を年代順に主要なものだけですが、まとめてみました。

1980年ワシントン・ポスト紙ジャネット・クック記者が8歳の麻薬常習者に関する「ジミーの世界」という記事を発表し話題になる。同記事は、翌年のピュリツアー賞を受賞したもののクック記者の経歴に虚偽があることがわかり、記事の捏造も発覚、米メディア界から追放された。2003年この事件をモデルにした芝居『ザ・ストーリー』が上演された。

1998年ニュー・リパブリック誌ステファン・グラス記者が6本の記事をでっち上げ、また、21本が部分的な捏造だったことが発覚。退社後グラスは"Shattered Glass(壊れたガラス)"という小説を執筆。これを元にした映画(邦題は『ニュースの天才』)も公開された。

2003年ニューヨーク・タイムズ紙ジェイソン・ブレア記者による盗作が発覚。同紙は、社内に調査チームをつくって調べたところ36本の記事で捏造と盗作があったことがわかった。解雇されたブレアは暴露本"Burning Down My master's House"を出版した。

2003年ニューヨーク・タイムズ紙リック・ブラッグ記者による盗作疑惑。ポケットマネーで雇った助手の行ったインタビューをクレジットなしで記事にした。

2004年USAトゥディ紙ジャック・ケリー記者の国際報道記事のうち8本が捏造、二十数本が盗作だったことが発覚。

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