携帯電話

2011.04.28

ノキアがSymbian OSの開発部門をアクセンチュアに譲渡――どうなるSymbian? その5

2月に米マイクロソフトとスマートフォンに関する包括提携を結んだノキアですが、なんと、Symbian OSの開発部門を、アメリカのコンサルティング会社アクセンチュアに譲渡する、と発表しました。

米マイクロソフトとの提携に関しては、ノキア社内だけでなく、アナリストなどからも、うまくいかないんじゃないか、という声が上がっていましたが、Symbian OSとの決別を、これほど大胆に実行するとは、思っていませんでした。まさに、後戻りできない「背水の陣」を敷くことになります。

ノキアにいたSymbian OSの開発部門3000人の社員は、アクセンチュアへ移籍します。ただ、すでに発売されているSymbian OS搭載携帯電話のサポートなどは、ノキアが継続する予定とのこと。また、ノキアでは、このほかにも4000人の社員を削減する計画を発表しています。ノキアは、2011年1-3月の世界シェアが3割を切るなど、携帯電話の覇者としての将来性が危ぶまれていることを示唆しています。

一方、Symbian OSの開発を引き受けるアクセンチュアの狙いはなんでしょうか? Symbian OSを再生させる秘策があるといいのですが……。

[参考]
どうなるSymbian?
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/09/symbian-9ae9.html
どうなるSymbian? その2
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/10/symbian-3f60.html
どうなるSymbian? その3
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/11/symbian-f95f.html
ノキアがマイクロソフトと提携――どうなるSymbian? その4
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2011/02/symbian-6c82.html

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2011.02.11

ノキアがマイクロソフトと提携――どうなるSymbian? その4

フィンランドのノキアが、米マイクロソフトとスマートフォンに関して包括的な戦略提携を結んだ、と発表しました。どうやら、ノキアがマイクロソフトの携帯電話用OSである Windows Phone 7 を採用したスマートフォンを開発するようです。

これは、米アップルのiOS、米グーグルのAndroidに対抗するためで、ノキアにとっても、マイクロソフトにとっても、やむを得ない選択だということができます。

ノキアは、スマートフォン用OSとして、これまでSymbianを採用してきました。Symbian搭載端末に関しては、生産は継続するものの、新たな投資は打ち切り、開発陣は Windows Phone 7 ベースの端末開発に振り向けたそうです。

というわけで、EPOC から始まった Symbian の歴史は幕を下ろすことになりそうで、ちょっと感慨深いものがありますね。

ただ……、マイクロソフトの携帯電話用OSって、Symbianよりも使い勝手が悪いんですけど、それで、iOSやAndroidと戦えるんでしょうか?

[参考]
どうなるSymbian?
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/09/symbian-9ae9.html
どうなるSymbian? その2
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/10/symbian-3f60.html
どうなるSymbian? その3
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/11/symbian-f95f.html

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2010.11.16

どうなるSymbian? その3

ノキアが、Symbian OSをオープンソースとして管理する団体Symbianファウンデーションを、ふたたび自社の管理下に置くことを発表しました。

Nokia reaffirms commitment to Symbian platform
http://www.nokia.com/press/press-releases/showpressrelease?newsid=1460185
Following an announcement by the board of the Symbian Foundation that it will be transitioning from its current operational activities to become a licensing operation only, Nokia today reaffirmed its commitment to the Symbian platform. Nokia plans to continue to invest its own resources in developing Symbian, the world's most widely used smartphone platform, and expects to deliver a strong portfolio of Symbian-based smartphones to people around the world. 

Symbian OSは、もともとはイギリスのPSIONという会社が販売していたEPOCという携帯情報端末のOSをベースに開発されたものです。ノキアが、PSIONを傘下におさめてSymbianというOSメーカーを設立しました。

Symbian OS上で作動するUI(ユーザー・インターフェース)として、ノキアはS60を開発、英ソニー・エリクソンなどはUIQというUIを採用しました。そして、2007年になると、米アップルのiPhoneや、米グーグルのAndroidに対抗するために、Symbian OSをオープンソースとして管理する団体としてSymbianファウンデーションを設立して、これらに対抗しようとしました。

しかし、この秋になると、韓国のサムスンや英ソニー・エリクソンが、Symbian端末の開発を中止することが発表され、Symbianの行方が注目されていました。そしてSymbian OSは、ふたたびオープンソースではなく、ノキア管理下に置かれることになりました。もちろん希望する携帯電話メーカーには、ライセンスが供与されます。

Symbianをめぐる戦略の背景には、かつてのPC市場を支配したウィンテル・モデルに対する警戒心が現れていました。WindowsとIntel製CPUという二つのプラットフォームに支配されてしまったPC市場に対抗するため、ノキアは常に複数のプレイヤーが協力するような体勢を作るように心がけてきました。

しかし……。

iPhoneにしろ、Androidにしろ、ウィンテル以上に単一のプレイヤーの支配力の高い製品がIT市場を席巻しつつあります。というわけで、ノキアの次の一手が注目されています。

Symbian still on top, but Android catching up
http://www.cnet.com/8301-19736_1-20022341-251.html
Driven by its year-long surge, Google's mobile OS took home a 25.5 percent share of the global market, jumping from just 3.5 percent a year ago. Though still on top, Nokia's Symbian continued to lose ground with a 36.6 chunk of the market, down from 44.6 percent in the year-ago quarter.

20101110gartner

米ガートナー社が発表した最新のデータ(2010年7-9月)では、Symbianが36.6%シェアトップ、次いでAndroidが25.5%で猛追しています。前年の同月と比べると、Symbianが44.6%シェアトップ、次いでAndroidが3.5%だったので、Androidの急成長ぶりが伺えますね。

[参考]
どうなるSymbian?
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/09/symbian-9ae9.html
どうなるSymbian? その2
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/10/symbian-3f60.html

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2010.10.04

どうなるSymbian? その2

先日、ソニー・エリクソンが、「しばらくの間、Symbian OS搭載端末の開発は中止する」ことを明らかにしましたが、韓国のサムスンも、Symbianプラットフォームのサポートを2010年末までに終了すると、発表しました。

Termination of Support for Symbian
http://innovator.samsungmobile.com/bbs/tech/view.do?boardName=technology&messageId=99534
Samsung Mobile Innovator will discontinue its Symbian support service from December 31st 2010.   

Symbianファウンデーションは、ノキア、ソニー・エリクソン、NTTドコモ、AT&T、韓国サムスン、英ボーダフォンなど8社が、創設メンバーであったが、このうちの2社がSymbianから離れることになりました。

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2010.09.30

どうなるSymbian?

携帯電話のOSとしては圧倒的なシェアを誇るのがSymbianですが、これに関して、米調査会社ガートナーによる2014年の市場予測が発表されているので紹介します。

Gartner: Symbian, Android to dominate in 2014
http://news.cnet.com/8301-13506_3-20016052-17.html
Gartner expects that Symbian and Android together will account for 59.8 percent of the total worldwide mobile OS market by 2014, split almost equally--Symbian with 30.2 percent, and Android with 29.6 percent.

これによると、2014年には、SymbianとAndroidが世界市場を支配しており、この二つOSのシェアは、あわせて59.8%となります。内訳は、それぞれ、Symbinaが30.2%、Androidが29.6%です。

これに続くのがアップルiOSの14.9%、ブラックベリーの11.7%で、マイクロソフトのWindows Mobileは3.9%にとどまっています。

もともとSymbianは、Nokiaの携帯電話で採用されている比率が高く、そのボリュームによってシェアトップが維持されます。また、Androidは、採用される携帯電話の数が増えており、追い上げると予想されます。

最近では、Symbian陣営の一角を占めていた英ソニー・エリクソンが、「Symbian搭載端末の開発はしばらく休止し、Androidを採用した端末の開発に力を入れる」ことを認めました。

Sony Ericsson Is Planning No New Symbian Products
http://www.businessweek.com/news/2010-09-24/sony-ericsson-is-planning-no-new-symbian-products.html
“We have no plans for the time being to develop any new products to the Symbian Foundation standard or operating system,” Aldo Liguori, a spokesman for the London-based company, said by telephone today.

下記の2006年9月の時点での市場予測では、「スマートフォン向けのOSとしては、SymbianとWindows Mobileが順調に出荷数を伸ばす」とされていますが、実際にはSymbianとAndroidの二強へと移行しそうです。

【特別レポート】携帯電話用OSの市場予測
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2006/09/os-d348.html

伏兵のAndroid、iOSが伸びてきており、まさに戦国時代の様相を示しています。また、モバイル分野での、マイクロソフトの退潮ぶりも気になるところです。

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2007.01.06

デンマークでプリペイドのSIMカードを買うと・・・

とても簡単に買えます。身分証の提示や住所の確認も無し。
「SIMカードくださいな」
「どれがいい?」
「ここは、デンマークだからTDCモバイル!」
「はい、100クローネ」

そう、デンマークは、EU加盟国でありながらも、ユーロに参加していないため、通貨はデンマーク・クローネなんです。1デンマーク・クローネは、約20円。つまりプリペイドのSIMカードは2000円で買えます。プリペイド式の通話料金は1分につき2.6クローネ(52円)です。ちなみに月極契約の場合は、1分につき0.85クローネ(17円)とかなり安いようです。

SIMカードが簡単に買えたうえ、特別な設定をしなくても、TDCモバイルのウェブ・サービスも利用できるのですが、ちょっとした落とし穴があります。それは、携帯電話を起動させた時に、4桁のPINコード(暗証番号)を入力しなければならないこと。もちろんSIMカードのパッケージに記載されていて、覚える努力はしたのですが、外出先で、ど忘れしてしまうんですよ、これが。PINコードを3回誤入力すると、PINコード自体がブロックされてしまいます・・・。この場合は、パッケージに記載されているPUK(Personal Unlock Key)コードを入力して、PINコードを再設定しなければならいので、迷わず「0000」に設定しておきましょう(オランダでは初めから0000に設定されていました)。

London_105ところで左の写真は、TDCモバイルのボータル・サイトの画面。全然やる気が感じられません。TDCモバイルのショップも、携帯電話だけでなく、パソコンや、その他の電子機器を併売しているところばかりです。デンマークでは、TDCモバイル以外のキャリアは、"3"とテリアの2社だけです。

なんで、こんなにやる気が無いのかな、と考えると、デンマークって、携帯電話の技術や製品に関しては、隣国スウェーデン、フィンランドに負けているし、携帯電話キャリアとしてグローバル展開する野心を持ちたくても、英独仏の大手には勝ち目がないし、という状況に置かれています。携帯電話で頑張っても、どうせ外国の企業に利益を持っていかれるだけだし、だったら通話料金を安くしときましょう、という感じですね。

自国の技術や製品を国外に広めていく、あるいは、携帯キャリアとしてグローバルに展開する。この2つのうちの、どちらもなしえないのならば、通話料金を下げて、消費者の利便性を向上させるしかないのです。携帯電話産業における、まっとうな産業政策とは、そういうもののはずです。

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2007.01.05

2007年はスマートフォンの年になる

London_1042006年秋から冬にかけてのヨーロッパの携帯電話関連企業のトップの発言を集めました。まず、ノキアのテロ・オヤンペラ上級副社長兼CTOは、11月下旬の講演で、2007年には、出荷台数で、スマートフォンやPDAなどのConverged Devices with Open OSが、ノート・パソコン(Laptops)を上回るという予測を示しています。

また、同じくノキアのオリペッカ・カラスブオ社長兼CEOも、「生まれて初めて電話をかけるという体験が、固定電話機からではなく、携帯電話機からという人は、すでに5億人を超えている。同じように初めてインターネットにアクセスするのが、パソコンからではなく携帯電話機から、という人も急速に増えつつある」と発言しています。

さらに、英シンビアンCEOのナイジェル・クリフォード氏は、パソコンも固定電話回線網もインターネットも普及していない地域では、固定回線網が普及するよりも早く、携帯電話によるインターネットへの接続が普及する、と予測しています。

そして、英ボーダフォンも11月に新戦略を発表しました。
http://blogs.itmedia.co.jp/london/2006/11/yahoo_ebd9.html

この戦略には、2つの柱があって、<1>今後はWindows Mobile、Symbian S60、Linuxの3つのプラットフォームのみを採用する、<2>携帯電話とパソコン向けの統合サービスを確立する、というものです。かみ砕いて言うと、英ボーダフォンとしては、「パソコン+固定回線によるブーロドバンド」は無くならないものの、そのうちのコミュニケーションにかかわる部分、つまり音声通話、電子メール、チャット、ウェブへのアクセスなどは、スマートフォンや高機能携帯電話が引き受けますよ、と言っているわけです。

もちろん、これらの発言は、携帯電話業界の側の発言なので、多少は割り引いて考える必要がありますが、それほど過大な見通しでは無いと思います。

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2006.12.13

モバイルTV「ブロードキャストとユニキャストが共存する」

Mtv_001イギリスのケンブリッジで、4-5日に開催された携帯電話関連の技術カンファランス"Wireless Developper Forum UK 2006"では、EricssonのJohn Culiffe(CTO, Ericsson Market Unit North Western Europe)氏が、モバイルTVについてのプレゼンテーションを行いました。



Mtv_002同氏は、「モバイルTVとは、テレビをモバイル・ユーザーに提供するものであって、モバイル・デバイスに提供するものではない」と強調します。携帯電話ユーザーにとって必要なモバイルTVとは、<1>すでに存在しているテレビ番組を見る、<2>オン・デマンドのコンテンツをユーザーが時間を決めてみる、の2つに分けられます。



Mtv_003この2つのうち、<1>は従来からあるブロード・キャスト、<2>はIPネットワークを介したユニ・キャストがふさわしいとしています。ユニ・キャストはロング・テールのしっぽの部分、ブロード・キャストはロング・テールの頭に相当します。



Mtv_004ユニ・キャストとブロード・キャストには、それぞれメリット、デメリットがあり、補完関係にあると言えます。特にユニ・キャストは、ネットワークのキャパシティによってアクセスできるユーザー数に限界が生じてしまいます。



Mtv_005HSDPAでは、ユーザー一人あたり1日30分間ユニ・キャストを利用するという前提でも、契約者の50%程度しか利用できないようです。そのため、ユニ・キャストの普及には、HSPAやLTEへの移行が前提となるようです。



[告知]
Wireless Developper Forum Barcelona 2007
12-15 February 2007, Hotel Barcelo Sants, Barcelona
www.wirelessdeveloperforum.com/Barcelona

Wireless Developper Forum Beijing 2007
April 2007, Beijing, China
www.wirelessdeveloperforum.com/china

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2006.12.09

ハチソンUKのSeeMeTVは、儲かっているらしい

イギリスで"3"というプランドで3G携帯電話サービスを提供しているハチソンUKなんですが、"SeeMeTV"というビデオ投稿サービスが好評のようです。

"Wireless Developper Forum UK 2006"で、成功事例の一つとして紹介されたのですが、この"SeeMeTV"というのは、"3"の携帯電話ユーザーが30秒間のビデオ・クリップをサーバーにアップロードして、他の"3"のユーザーに見てもらう、というものです。ユニークなのは、ビデオの視聴者は閲覧料として"3"に対して一定額を支払いますが、ビデオが閲覧されるごとに、"3"は、0.01ポンド(1ペンス=約2円)を、ビデオをアップロードした人に支払う点です。

3 launches See Me TV – the ultimate reality mobile TV channel
http://www.three.co.uk/news/h3gnews/pressnewsview.omp?collcid=1019745742912&cid=1129202533653&index=2

London_099_1Ericsson, Business Innovation ManagerのMark Jefford-Baker氏によると、この"SeeMeTV"のサービスは、2005年10月から2006年9月までの間にトータルで1200万回ビデオクリップがダウンロードされ、その売り上げは120万ポンド(2億7000万円)にのぼったそうです。また、ビデオをアップロードした人に対しては、総額で25万ポンド(5700万円)が支払われたそうです。

ビデオをアップロードした人がどれくらいいたのかはわかりませんが、目立ちたいという気持ちとちょっとした小遣いを稼げる、という2つのインセンティブが効果的だったのかもしれませんね。

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2006.12.04

オランダでプリペイドのSIMカードを買うと・・・

なんかシリーズ化してますが・・・、えー、とても簡単に買えます。パスポートなどの身分証明書の提示も求められず、住所を告げる必要もありませんでした。これは、携帯電話キャリアのショップ、携帯電話専門店、怪しげなショップ、いずれでも同じでした。

しかも、どの会社のものを選んでも、5ユーロ程度の通話料金込みで10ユーロ前後と、かなり安い(1ユーロは153円)。これは、オランダでは、KPN、Telfort、Vodafone、Orange、T-Mobileの大手5社が携帯電話事業を行っており、さらに、これにMVNOも加わる激戦区となっているからです。

それで、せっかくオランダにきたのだから、地元のKPNモバイルのSIMカードを購入しようと思いました。しかし、ショップの人にいろいろと話を聞いてみると、KPNは、iモードのサービスを提供しているため、iモードに対応していない携帯電話ではウェブサービスが使えないかもしれない、ということでした。そこで、店員の進めるVodafoneのプリペイドのSIMカードを購入しました。

そして、このSIMカードを、いつも使用しているNokia 6630日本語版に挿入してみました。通話とSMSはできたのですが、Vodafone Live!を含むウェブ・アクセスとMMSが使えません・・・。

SIMカードのパッケージに付属する説明書を読むと、どうも"Vodafone Live! activeren"をしなければならないようです。ちなみに、オランダ語のVは英語のFと同じ発音となりますので、"Vodafone Live! activeren"は、"ふぉだふぉんらいふあくちふぇーれん"となります。説明書によると、この"ふぉだふぉんらいふあくちふぇーれん"を行うには、携帯電話から、まず"1333"に電話して、自動音声のメッセージを聞きながら、"ふぉだふぉんらいふ"を選択するために"3"を押し、さらに携帯電話メーカーとして、ノキアを選択するために"1"を押して、さらに型番を選択する必要があります。

もちろん、ここまでのメッセージは、すべてオランダ語のため、初めは何を言っているのか、さっぱりわからなかったのですが、何回もかけ直して、繰り返し聞いているうちに、何となく意味がわかってきました。しかし、最後の型番については、数字の羅列でまったく聞き取れなかったので、とりあえず"1"を押してみたら承認されたようです。まとめると、1333をかけた後に、3→1→1でOKです。

London_096_1 この後、設定用のSMSが2通届くので、この2つのSMSを開いて、"Options"→"Save all"または"Save to settings"を行います。これで、"ふぉだふぉんらいふあくちふぇーれん"は完了しました。ウェブサイトへのアクセスや電子メールの受信も可能でした。

しかし、ここまでたどり着くのに、えらく時間がかかってしまいました(笑)。

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2006.12.02

英ハチソンが定額インターネット・サービス開始・・・ゴールドとシルバーの2プラン

London_094_1イギリスで"3"というブランドで3G携帯電話サービスを提供しているハチソンUKが、1日から、定額インターネット接続サービス"Xシリーズ"を開始しました。料金プランは、「3 Xシリーズ・ゴールド」と「3 Xシリーズ・シルバー」の2つです。

現在ショップで販売されているXシリーズ対応のスマートフォンは『Nokia N73』だけです。18カ月の契約では、本体価格は無料、月額基本料が30ポンド(1ポンドは228円)で、基本通話750分、SMS150通、テレビ電話50分、MMSが50通という契約となります。12カ月の契約の場合も本体価格は無料で、月額基本料が初めの6カ月が30ポンド、それ以降は60ポンド、基本通話1000分、SMS150通、テレビ電話50分、MMSが50通となります。これに、月額10ポンドの「ゴールド」、または、5ポンドの「シルバー」を追加する、という料金体系です。

London_095_1「ゴールド」は、Xシリーズで提供されるサービスすべてを利用できますが、「シルバー」は、Windows Live Messenger、Skype、データ通信、eBayなどに限定されています。また、"Unlimted Internet Access"(無制限インターネット・アクセス)とうたわれていますが、パンフレットの後ろの方に小さい文字(英語で"Small Print"と言います)で、いろいろと条件がつけられています。

まず、Windows Live Messengerは1カ月に1万メッセージまで。Skypeによる通話は1カ月に5000分まで。データ通信量は1カ月1GBまで(MessengerとSkypeは含まれない)で、パソコンのモデムとして使用した場合はXシリーズでカバーされずに別料金となります(1MBにつき1ポンド)。また、通話時間やデータ量の未利用分は翌月に持ち越すことはできません。さらに、携帯電話でテレビを視聴するために必要なSlingboxは99ポンドで別途購入しなければなりません。

Xシリーズのサービスは"3"で購入した専用端末でしか利用できないので、とりあえず契約をしてSIMカードを取り出し、別のスマートフォンで使う、ということはできないようです。また、ショップの店員の話では、『Nokia N73』へのアプリケーションのインストールは可能ということでした。

イギリスの場合は、12カ月や18カ月の契約期間中は途中解約できず、この間の基本料金は銀行口座から自動的に引き落とされます。18カ月契約で「シルバー」を選択すると、月額30ポンドにシルバーの5ポンドを加えて35ポンド。これを円換算すると月7980円。そんなに高くは無いと思いますが、どうでしょうか。

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2006.11.23

イギリスでは、携帯電話の買い換えサイクルは6カ月!?

先日ノキアUKの方に、お会いする機会がありまして、その時に、「日本では、携帯電話の買い換えサイクルは、平均18カ月ですが、イギリスでは、どれくらいですか?」と尋ねました。

London_093この質問に対して、ノキアUKのMark Squiresコミュニケーション担当ディレクター(左の写真)は、ニヤッと笑って指で「6」と示しました。何年か前に取材したときは、イギリスにおける携帯電話の買い換えサイクルは、平均24カ月だったので、一瞬私は、「それが6年に伸びたのかと思ったのですが、Squires氏の答えは「6カ月」でした。


あまりにもびっくりしたので「6カ月? 本当ですか?」と問い質しました。すると、実際には、何年も携帯電話を買い換えない人もいるので、平均すると6カ月から12カ月の間というところだそうです。しかし、イギリスでも携帯電話の好きな若い人は、新しい機能やデザインを求めて、本当によく携帯電話を買い換えるのだそうです。

ですから、Squire氏の「6カ月」という答えの真意は、「メーカーもキャリアも、携帯電話は6カ月で買い換えられるものだ、という前提で、新しい端末や魅力的な料金プランを出し続けなければならない。それほど競争が激しくなっている」ということでした。

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携帯電話のSIMロックを解除すると、どうなる?

イギリスでは、携帯電話を購入すると、キャリアによってSIMロックがかけられています。SIMロックがかかっている状態では、他社のSIMカードを使用することができません。このSIMロックを解除するには、3つの方法があります。

<1>SIMロックの解除屋に依頼する
<2>キャリアにお金を払って解除してもらう
<3>契約期間終了後に、キャリアに依頼して解除コードを教えてもらう

まず、SIMロックの解除屋というのが、ロンドンのあちこちにありまして、そこで、解除を依頼すると、10-20ポンド(2200-4400円:1ポンド=220円)で、解除してくれます。ここではファームウェアを書き換えたりするので、法的にはグレーな存在のようです。しかし以前、ボーダフォンのショップで店員にSIMロック解除について尋ねたら、「ここでは解除できないけど、あそこならできるよ」と、近くにある解除屋を教えてくれました(笑)。まぁ、グレーだけどれども、容認された存在と言うことができます。

また、イギリスでは、携帯電話を購入すると、12カ月、あるいは18カ月の月極契約を結ぶことになります。この期間は、契約を解除する、という概念が無くて、携帯電話をまったく使用しなくても、契約期間中は、毎月、基本料金が銀行口座から引き落とされます。ですから、イギリスで携帯電話の月極契約を結ぶには、イギリスの銀行口座を持ち、最低でも4年間は、引き落とし不能などの事故が無かった、ことなどが確認されなければなりません。

この「イギリスの銀行口座を持つ」というのが、なかなか大変で、イギリス人の半分くらいは、銀行口座を持っていない、と聞いたことがあります。外国人も、イギリス国内でサラリー(月給)をもらわない人たちにとっては、銀行口座を開くのは容易ではありません。銀行口座が無くても購入できる、プリペイド型の携帯電話が無くならないというか、無くせないのは、このためです。

で、この契約期間中にSIMロックを解除しようとすると、キャリアによってさまざまですが、20-100ポンドの手数料が必要となります。そして、12カ月、または、18カ月の契約期間が終了すると、無料でSIMロックを解除するためのコードを教えてくれます。

London_092SIMロックを解除すると、他社のSIMカードでも使えるようになります。左の写真は、英ボーダフォンで購入した英ソニー・エリクソンの『K700』という機種で、画面の右下には、"Vodafone Live!"のマークが見えます。しかし、画面の上の方に"T-Mobile"と表示されているように、現在は、T-MobileのSIMカードを使用しています。ただし、この状態では、通話とSMSしか使えなくて、MMSやウェブ・サービスは利用できません。ですから、SIMロックを解除できたとしても、あまりメリットは無いのかもしれません。

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イギリスの携帯電話料金の仕組み

イギリスでは、携帯電話の料金は、月額基本料=基本通話時間+SMSの利用可能通数、が段階的に設定されているのが一般的です。英ボーダフォンのパンフレットに沿って説明すると、

コース名:月額基本料=基本通話時間+SMSの利用可能通数
Anytime   75:月額20ポンド=通話   75分+SMS   0通
Anytime  150:月額25ポンド=通話  150分+SMS 100通
Anytime  200:月額30ポンド=通話  200分+SMS 100通
Anytime  500:月額35ポンド=通話  500分+SMS 100通
Anytime  500:月額40ポンド=通話  500分+SMS 250通
Anytime  800:月額50ポンド=通話  800分+SMS 250通
Anytime 1200:月額75ポンド=通話 1200分+SMS 250通

これに、いろいろなオプションがついたりします。また、基本通話時間を超えると、1分につき、英ボーダフォン向けが10-18ペンス(22-40円)、他社向けが35-40ペンス(77-88円)かかります。まぁ、そんなに安くは無いですね・・・。

それで、端末価格との兼ね合いですが、先日紹介した英ソニー・エリクソンの『P990』を例にすると、

http://blogs.itmedia.co.jp/london/2006/11/p990_25a6.html

London_091Anytime 75/150:350ポンド
Anytime 200:200ポンド
Anytime 500:100ポンド
Anytime 800/1200:無料


となります。これは12カ月の契約が必要で、この期間中は、携帯電話を、まったく使わなくても、毎月、一定額の基本料金が銀行口座から引き落とされます。ちなみに、『P990』は、プリペイドでも販売されており、こちらは380ポンドで購入できますから、月額基本料金が20-25ポンドのコースでは、インセンティブは、ほとんど無いと言うことができますね。

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2006.11.17

イギリスのハチソンが、3G携帯電話のインターネット無料サービスを開始、Skypeも利用できる

イギリスで"3"というブランドで3G携帯電話サービスを提供するハチソンUKが、携帯電話によるインターネット利用を無料で提供するサービスを発表しました。

http://xseries.three.com/what_xseries.shtml

London_088ハチソンUKの発表によると、この"Xシリーズ"というサービスでは、Skypeユーザーへの無料通話、無料のインスタント・メッセージ、無制限のインターネット検索とネット・サーフィン、TVのストリーミング放送などが、利用できるそうです。発表された対応機種は、ノキアのスマートフォン『N73』とソニー・エリクソンのウォークマン携帯電話『W950i』の2機種。

イギリスでは12月より"Xシリーズ"のサービスを開始。その他の"3"のサービス提供地域では、2007年からとなるそうです。料金については、国毎に異なるそうです。ただ、無料と言っても、月極の契約料金にインターネット利用料金が上乗せされる可能性が高いのと、"fair usage"つまり、無茶な使い方はしない、という条件が付けられています。また、データ通信の国際ローミングは、 別料金となるようです。

ハチソンUKは、イギリスでのシェアは数%にすぎず、英ボーダフォンに買収されてしまうのではないか、という噂も流れていましたが、こういうかたちで巻き返しに出たようです。

料金次第では、"3"のスマートフォンの購入も、ちょっと検討してみたいですね。

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2006.11.15

英ボーダフォンが新戦略発表・・・PCと携帯の統合サービス、Yahoo!と広告配信で提携など

英ボーダフォンは、14日にロンドンで中間決算の発表会を開きました。決算の内容については、すでに報じられていますので、ここではYahoo!との提携など、新しい経営戦略についてレポートします。

London_086_1同社のサリーンCEOは、新しい経営戦略"Mobile Plus strategy"には、2つ側面がある、としています。1つ目は、左の写真のスライドの左側の部分にある"Develop integrated mobile and PC offerings"で、これは、携帯電話とパソコン向けの統合サービスの提供です。具体的には、インスタント・メッセンジャー(IM)、電子メール、アドレス帳などをパソコンと携帯電話それぞれで使い安くすること、そして、パソコンと携帯電話のユーザーが相互に通信できるネットワークの確立をめざすというもの。

もう一つは、スライドの右側にあるように"Create mobile advertising revenue stream"で、携帯電話を通じた広告配信の開始です。具体的には、英ボーダフォンは、Yahoo!と提携し、携帯電話を通じた広告配信サービスを開始します。これにより、携帯電話のユーザーに、無料または割安なコンテンツを提供できる、としています。

London_0871つ目の携帯電話とパソコン向けの統合サービスについては、左のスライドにあるようにフェーズI(FMS)、II(FMS+DSL)、III(Total Communications Solution)という段階を踏むようです。また、Yahoo!との提携ですが、これは携帯電話を通じて、広告を配信するもので、各ユーザーの嗜好にあわせた広告の配信を行えるとしています。2007年上半期中にイギリスのボーダフォンの携帯電話ユーザーに向けて配信を開始するようです。また、それにより無料または割安なコンテンツが提供できるとしています。

このYahoo!ですが、これはイギリスのYahoo!であって、日本のYahoo!やソフトバンクは、まったく無関係とのこと。また、英ボーダフォンとソフトバンクが設立したジョイント・ベンチャーについても聞いてみましたが、「Visibilityを確保したい」というのがサリーンCEOの返事でした。ニュアンスとしては、「写メールのようなヒット商品ができたら、他社にではなくて、うちに教えてね」という程度のもののようです。

もう一つ、最近、英ボーダフォンが発表したものに、携帯電話のプラットホームを、Windows Mobile、Symbian (S60)、Linuxの3つに統合する、というものがありました。これについても質問が出ましたが、サリーンCEOの答えは、「携帯電話の世界では、パソコンのように1つのOSが支配的になることは無いし、そのようにしたくはないのでこの3つをプラットホームとして選択した。これによりコスト削減が図られる」というものでした。

このコメントと、前述した「携帯電話とパソコン向けの統合サービスの確立」という戦略をあわせて考えると、要するに、英ボーダフォンが、これから販売する携帯電話は、Windows Mobile、Symbian (S60)、Linuxのいずれかを採用したスマートフォン、または、高機能な携帯電話が中心となる、ということを示唆しているのではないかと思います。そして、その過程で、この3つのOS以外の端末、特に低価格・低機能の機種は扱わなくなる、ということではないかと推測できます。

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2006.11.08

サムスンがWindows Mobile端末を発売する

英Vodafone、Windows Mobileを採用
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0611/07/news022.html

という記事があるのですが、英ボーダフォンは、2007年前半にWindows Mobileを搭載したサムスン製の端末を発売するようです。すでに英ボーダフォンでは、Treo製のWindows Mobile端末を販売していますが、新たにサムスン製も加わることになります。

一方、英ソニー・エリクソンはスウェーデンのUIQテクノロジー社の買収を発表しました。

Sony Ericsson、Symbian OS対応携帯ソフト企業を買収
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0611/08/news018.html

UIQテクノロジー社というのは、英Symbian社の子会社で、Symbian OSのユーザー・インターフェース"UIQ"を開発しています。UIQは、英ソニー・エリクソンの『P990』などで採用されています。

もともと英Symbian社は、ノキアやソニー・エリクソンなどの複数の携帯電話メーカーが出資している中立的な存在の会社で、その子会社のUIQも中立的な存在とされてきました。しかし、ノキアは独自に開発したSymbian OSのユーザー・インターフェース"S60"を採用しており、一方、UIQは、英ソニー・エリクソンが主導していることもあり、その実態にあわせて英ソニー・エリクソンがUIQテクノロジー社の買収に踏み切ったようです。S60もUIQも、これまでどおり他社へのライセンスは行われます。

というわけで、スマートフォン・メーカーとOSの関係をまとめると、まずノキアがSymbian (S60)、またモトローラは、これまでにSymbian (UIQ)とWindws Mobile端末を発売しています。また、モトローラはLinux Cosortiumにも参加しています。

サムスンはSymbian (S60)の新端末を10月のSmartphone Showで発表したほか、前述のようにWindows Mobile端末を2007年に発売する予定で、さらに、Linux Cosortiumにも参加しています。英ソニー・エリクソンは、これまでどおりSymbian(UIQ)の開発に力を入れています。あと、韓国のLG電子もSymbian (S60)の端末を10月のSmartphone Showで発表したばかりです。

携帯電話用OSとしてのSymbian、Windows Mobile、Linuxそれぞれの市場予測は、下記のレポートをご覧ください。

【特別レポート】携帯電話用OSの市場予測
http://blogs.itmedia.co.jp/london/2006/09/os_d348.html

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2006.10.23

ナンバー・ポータビリティについて一言

日本で、どういう報道がされているのかは、よくわかりませんが、あまり大きなシェアの変動は無いと思いますよ。

【特別レポート】ナンバー・ポータビリティ・・・各国の事情
http://blogs.itmedia.co.jp/london/2006/03/post_1b85.html

私が以前にレポートしたデータを見ても、契約者数が数千万人規模の国では、ナンバーポータビリティの利用者は数年かけてせいぜい5%というところでした。

欧米では、「携帯電話番号が変わることが、携帯キャリア選択の妨げとなってはならない」という程度のものであって、「ナンバーポータビリティは業界再編の起爆剤」と言うのは、ちょっと大げさな気がします。

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2006.10.16

イギリスのボーダフォンがクリスマス商戦向け31機種を発表・・・日本メーカーはシャープとソニエリだけ

英ボーダフォンが、今年のクリスマス商戦向けの携帯端末31機種を発表しました。

http://www.vodafone.com/assets/files/en/vf_handsets_xmas_2006_01.pdf

内訳は、LG電子2機種、モトローラ4機種、ノキア6機種、Sagem 3機種、サムスン8機種、シャープ2機種、ソニー・エリクソン5機種、ボーダフォン・プランドのものが1機種です。このうち、日本メーカーはシャープの2機種とソニー・エリクソンの5機種だけで、その他の日本メーカーの端末はありません。

英ボーダフォンとしてのトピックは、

・HSDPA対応端末が6機種
・英ボーダフォンでしか買えない端末がハイエンドで5機種、ローエンドで5機種
・LG電子の端末が初めて登場
・初めてボーダフォン・ブランドの端末『Vodafone 710』が登場

などです。

そして、ソフトバンクの秋冬モデルと同じものがあるかどうかですが、私が確認できているのは『Nokia N73』だけです。同じもので可能性のあるのは、シャープとサムスンですが、シャープの方はスペックから推測すると、たぶん、違う機種だろうと思います。サムスンの方は確認がとれていません。ごめんなさい。

ところで、ソフトバンクと英ボーダフォンによる端末の共同開発って、どうなってしまったのでしょうか・・・。提携の効果が出てくるのは、春モデルからなんでしょうかねぇ?

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2006.10.13

ロンドンでYahoo!ケータイ発見!

London_082_1近所の携帯電話ショップを覗いていたら、「Nokia N73」が目に留まりました。「日本でも発売されるやつじゃん」と思ってメニュー画面を見たら、なんと「Y!」のマークが・・・。これは、「Yahoo! Go」という名称で、検索機能のほかに、ニュース、メール、メッセンジャー、カレンダー、着メロや壁紙のダウンロードなどのサービスが利用できるものです。

なるほど、日本のソフトバンク・モバイルはYahoo! Japanと提携していて、さらに、ソフトバンクと英ボーダフォンは合弁会社を設立しているので、その成果がもうイギリスでも現れてきたのだろう・・・と思いつつショップを出てみると何か変。ショップの看板には「3」とでかでかと書いてある。ここ、イギリスで3Gサービスを行っている香港ハチソン系の「3」のショップでした。

London_084で、「3」のサイトにアクセスしてみると、トップ・ページで「Nokia N73」と「Yahoo! Go」の宣伝がでかでかと。18カ月の契約で、月600分通話、テキスト・メール400通、月額45ポンド(約9000円)。ただし初めの6カ月は、通話時間とメールの本数が2倍で月額基本料は半分の22.5ポンド(4500円)。

私が調べたところでは、「Yahoo! Go」の専用ソフトをNokiaのスマートフォンにインストールすれば、キャリアがイギリスのボーダフォンでも利用できるようです。しかし、イギリスのボーダフォンは「VodafoneLive!」に力を入れているため、「Yahoo! Go」をプッシュしている様子はありません。イギリスのYahoo!はアメリカのYahoo!の子会社で、日本のYahoo! Japanとは経営面での直接的な関わりはありませんので、こういったことが起こる可能性はありましたが・・・。

7月25日に開かれた英ボーダフォンの株主総会で、サリーンCEOと話をした時に、ソフトバンクとの合弁について、携帯端末や新技術の共同開発には期待しているものの、コンテンツの協業については、あまり重要視していない、という印象を持ちましたが、やはり、その通りでした。

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2006.10.02

BenQ・ジーメンスが欧州事業の破産申請

台湾のBenQは、ドイツの子会社であるBenQ Mobileの破産申請を行いました。

BenQ、BenQ Mobileへの資本注入を打ち切り

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/30/news010.html

BenQ Mobileは、BenQが2005年に独ジーメンスの携帯電話事業を買収して設立した会社です。これまでに8億4000万ユーロの投資を行いましたが、新製品の発売が遅れたことなどにより昨年1年間で、6億ユーロの赤字が発生しました。英FT紙によると、黒字化させるのに、さらに5億ユーロの追加投資が必要となり、台湾の本社は、事業継続を断念したそうです。

ヨーロッパでの事業継続を断念するだけで、台湾を中心とするアジア市場では、「BenQ・ジーメンス」のブランドを使い続けるとのこと。

ただ、携帯電話の台数ベースの世界シェアは2006年第2四半期でみると、合計2億3400万台のうち、ノキア33.5%、モトローラ22.2%、サムスン11.2%、ソニー・エリクソン6.7%、LG電子6.5%で、BenQ・ジーメンスは3.1%でした。シェアが6%を切ると、世界レベルの競争では勝ち残れない、と言えるかもしれません。

ソニー・エリクソンは、「5年以内にトップ3をめざす」とのマイルス・フリント社長のコメントが、英FT紙に紹介されていました。同社は11月にロンドンに、自社製品を販売するショップを開設するそうです。その後は、西ヨーロッパの他の国やアジアでも開設する計画のようです。

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2006.09.29

フランスでプリペイドのSIMカードを買うと・・・

こんどはフランスのパリで、プリペイドのSIMカードを買った話です。動き出したのが、用事の終わった平日の午後6時すぎのこと。お店が閉まる時間なので、いろいろ見て回るわけにもいかず、宿泊先のホテルから歩いていける新凱旋門のショッピング・センターに。

Fnacの入っているビルに入ると、まず、ボーダフォン系のSFRのショップが目についたので、そこで値段を聞いてみると「5ユーロの通話料金つきで30ユーロ」。しかも、パスポートなどのIDと住所を届ける必要ありとのこと。ドイツのフランクフルトでは、やや怪しげなショップで20ユーロで買えたし、その時はパスポートも見せる必要はありませんでした。

また、イギリスでは、過去に2回SIMカードを買ったことがありますが、怪しげなショップでTモバイルのカードを買ったときは5ポンド(1000円)、ボーダフォンのショップで買ったときは10ポンド(2000円)でした。どちらも身分証の提示は必要ありませんでした。

それで、せっかくフランスに来たのだから、地元のオレンジのSIMカードを買うことにしてFnacの中にある携帯電話ショップに。ここでも30ユーロで、パスポートの提示を求められました。また、住所も伝えなければなりませんでした。といっても、ホテルの名前を言っただけでOKでしたが。

そして、Fnacを出た後、ホテルの近くの雑貨屋でチャージをしたいと言ってお金を払うと、14ケタの番号が書かれた領収書を渡されました。フランス語で書かれたマニュアルをにらむと、どうやら「224」にかけろと書いてあるようです。「224」にかけると、「ボンジュール」と挨拶した後に、なにやらフランス語で説明してくれるのですが、ちんぷんかんぷん。説明が終わった後に、14ケタの番号を入れればよいのだろうと思うのですか、いくらやってもうまくいきませんでした。やむをえず、ホテルのボーイさんに助けてもらいましたが、私が何を間違えていたのかはわからずじまい。あっちいったり、こっちいったりで、リアルで、ロール・プレイング・ゲームをやっているような感じです。

London_075 ただ、フランスのオレンジって、プリペイドの残額に使用期限が設定されていて、たとえば15ユーロだと1カ月以内に使わなければならないようです。最大で6カ月有効なのですが、それは100ユーロ(50ユーロおまけつき)の課金を一度にした時だけのようです。イギリスやドイツは6カ月有効ですので、フランスのオレンジは、プリペイドの携帯電話は、あまり使い勝手がよくないのかなとも思います。

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2006.09.27

ドイツでプリペイドのSIMカードを買うと・・・

海外に行った時、現地でプリペイドのSIMカードを買うと、ローミングよりも安く、通話やネット接続できる、とよく言われますが、実際に買ってみるとどんな感じなんでしょうか?

いまはフォトキナの取材でドイツのケルンにいるのですが、以前ドイツのフランクフルトに来た際に買ったT-MobileのSIMカードをNOKIA 6630で使用しています。といっても、普段イギリスで使っている携帯電話番号を不通のままにして、何日も過ごすわけにはいかないので、NOKIA 6630を購入する前に使っていた携帯電話を、予備として持ってきています。

それで、まず、SIMカードの購入ですが、購入した日が日曜日の夕方で、大手キャリア系列の携帯電話ショップが軒並み閉まっていて、なにか怪しげな国際電話のカードを売っている店を何軒も回るはめになりました。外国を旅行する時は、買いたいものを買いたいタイミングで買えることが少ないので、思うように事が運ばす、なかなか大変です。

そして、イギリスならば、どういうショップで、いくらぐらいで売られているか検討がつくのですが、私にとっては、ドイツは外国のために、いまひとつよくわかりませんでした。最初に入った店では、「25ユーロ」と言われて高いと感じたので店を出ようとしたら「20ユーロ」に値下げされたり。要するに、旅行客と見てふっかけられそうになったわけです。でまぁ、何件か回った結果、5ユーロ分の残高つきで20ユーロというのが、その手の店の相場のようでした。

ついでに通話残高15ユーロ分のチャージ用カードも2枚購入しました。これは額面通りの価格で売ってくれました。初期費用20ユーロは、決して安くは無いのですが、前に書いたように、ちょっとメールのチェックをしただけで何ポンドもとられるよりは、ずっとましです。しかし、購入したSIMカードのセットも、プリペイドのカードもドイツ語で書かれていて、これが悩みの種でした・・・。

それはイギリスとドイツでは、操作方法が異なるからです。私が、知りたい操作は2つあって、チャージの仕方と残高の確認方法。チャージの仕方は、チャージ用カードそのものに書いてあるので、すぐにわかるのですが、問題は残高の確認方法。イギリスのTモバイルでは「150」に電話をかけると音声で教えてくれます。ドイツの場合は、どうも違うようで、ドイツ語のマニュアルに書いてあるコマンドを順番に試してみることにしました。そうしたら初めの方に出てくる「*100#」に電話すれば、テキスト・メッセージで教えてくれることがわかりました。

London_074左の写真には、"Aktulles Xtra-Gutenhaben: 11.68EUR"と表示されています。私は、学生時代に習った第二外国語がドイツ語だったので、なんとなく意味は察せられるのですが、これが、あまりなじみのない国で、SIMカードを購入すると、ここまでたどりつくのも、かなり大変なことだろうと思います。

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2006.09.06

【特別レポート】携帯電話用OSの市場予測

英国ロンドンでは、5日から7日にかけて、携帯端末向けのOSとアプリケーションに関するセミナー"Mobile Application Platforms & OS" (主催:Informa Telecoms & Media)が開催されました。その中から、OSの市場予測に関する部分をレポートします。

London_068 まず、Informa Telecoms & Media, UKのアナリストGavin Byrne氏によると、世界の携帯電話の販売台数は、2005年の8億台から2011年には13億台へと増加。そして、このうちスマートフォンに分類されるカテゴリー(Feature rich low-end smartphone と Feature rich high-end smartphone )は、2005年の5000万台から2011年には3億台へと増加する、という。

一方、Nomura International, UK のアナリストRichard Windsor氏は、2010年に世界の携帯電話の総販売台数が12億台に達したところでピークに達し、その後は11億台前後で推移すると予測。同氏もスマートフォンは2010年以降は3億台を超えると予測している。

London_069ただし、携帯電話市場全体では寡占化が進み、ノキア、モトローラ、サムスン、ソニー・エリクソンの大手4社のシェアが上がる一方で、その他メーカーのシェアは2006年の24.1%から2010年の13.8%へと縮小する。また、大手4社はソフトウェアの内製化を進める傾向にあり、ソフトウェアのサード・パーティーにとっては厳しい状況が待ち受けているという。

London_070スマートフォン向けのOSとしては、SymbianとWindows Mobileが順調に出荷数を伸ばす、と同氏は見ている。市場予測としては、2013年にSymbianが1億7910万台、Windows Mobileが6660万台と予測している。また、スマートフォンの量的な拡大とともに、OSのセキュリティが大きな問題となってくる。

London_071携帯電話用OSとして期待されているLinuxについては、NTTドコモ、ボーダフォン、NEC、パナソニック、モトローラ、サムスンなどが組織するLinux Consortiumが主導権を握ると見ている。ただし、同コンソーシアムの規格に準拠した端末が発売されるのは、早くとも2008年末になるため、SymbianやWindows Mobileよりも、やや出遅れることになる、との見通しを示している。

【お問い合わせ先】
Informa Telecoms & Media
http://www.informatm.com/itmgforms/forms/informatm/contactus/

Nomura International
https://www.nomura.com/cgi-bin/feedback.cgi?region=Europe&category=Services&contactname=contact%20us&contactgroup=corporate-europe&sourceurl=/Europe/services/research/equity.shtml

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2006.08.09

やっぱり「パケットフリー」では、ありませんでした(笑)

前回のエントリーで、英ボーダフォンのGPRSは「パケットフリー」状態と書きましたが、やっぱり違いました(笑)。データ使用量が2MBを超えたあたりから課金されるようになりました。理由は、よくわかりませんが、たぶん何かのミスだったのでしょう・・・。

今日、英ボーダフォンのショップによって、確認しましたが、やはりVodafoneLive!は、ブラウジング無料。GPRSは1MBあたり2.35ポンドですので、これはもう使用データ量を確認しながら使っていくしか無いですね。

また、英国外からかける場合には、Vodafone Passportというサービスもあって、一回電話をかけるごとに、0.75ポンド課金されるものの、通話料自体は、英国内でかけた場合と同じというものです。これを使うと、多少は安く国際電話をかけることができます。

あと問題となるのは、英国外でメールのチェックなどのためにGPRSを使う場合ですが、これは現地でGPRS使用可能なプリ・ペイドのSIMカードを購入するくらいしか手はなさそうです。しかし、プリ・ペイドのSIMカードも、1000円~2000円はするので、滞在期間なども考慮しないといけませんね・・・。

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2006.08.04

国境を越えると・・・

英ボーダフォンのVodafoneLive!は、英国内ではブラウジング無料になりました。

Nokia6630では、最初にSIMカードを入れて、電源を入れると、自動的にアクセス・ポイントなどが設定されます。インターネット接続のためのアクセス・ポイントは、VodafoneLive!専用のものと、その他のサイトやメール・サーバーなどにアクセスする際に使うVodafone Internet GPRSの2つあって、月極契約の資料などを見る限りでは、VodafoneLive!は無料、Vodafone Internet GPRSは1MBあたり2.35ポンド課金されることになっています。

しかし、Vodafone Internet GPRSの方も、どういうわけか、いまのところ無料で使用できています。「パケットフリー」状態なのですが、何かの間違いのような気もします。調子に乗って使っていると、後からまとめて課金されてしまうかもしれないので、要注意。

ところで、これはイギリス国内の話で、ちょっと国境を超えると大変なことになります。最近、ドイツとオランダに行ったので、その際、試しにいろいろと使ってみました。1ポンドは約215円で、下記のデータには17.5%の付加価値税が含まれていませんので、1.175倍してください。

●通話
ドイツ→イギリス(固定電話):5分23秒通話して3.509ポンド
オランダ→イギリス(固定電話):6分18秒通話して4.147ポンド

●イギリスのVodafoneLive!にアクセス
ドイツから:合計179KBで1.748ポンド課金
オランダから:合計138KBで1.248ポンド課金

●イギリスのVodafone Internet GPRSにアクセス
ドイツでもオランダでも、メールのチェックなどでアクセスするたびに、0.977ポンド課金されました。1回あたりのデータ量は1KBから29KBでしたが、いずれもアクセスする度に0.977ポンド課金されました。またオランダで、406KB使用した時は、2.442ポンドでした。

EU内でのローミング料金が高すぎることは、ずっと前から指摘されていて、それを下げるように欧州委員会から携帯電話キャリアに改善命令が出されているのですが、まだまだ高いですねぇ・・・。

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2006.08.02

『Nokia 6630』日記

London_061 Nokia 6630の日本語版。とりあえずボディに傷をつけないために、黒いカバーを買ってきました。価格は10ポンド(1ポンド=約215円)。また、『Nokia 6630』に付属しているイヤホンのコードは、合成繊維でできており、私は、その感触がとても嫌い。そこで、普通のイヤホンやヘッドホンを接続できるコネクタも買いました(4ポンド)。イヤホンは、そのへんに落ちていたものを接続してあります。

英ボーダフォンが提供するVodafoneLive!は、以前は、ダウンロードするデータ量に応じて課金され、それは10KBあたり2.4ペンス(5円)でした。さらに、ゲームや音楽などのコンテンツを購入すると別途課金されるという料金体系でした。それが、最近の月極契約では、VodafoneLive!をブラウジングするのは、無料になったようです。もちろんコンテンツを購入すると別途課金されるのは従来通りですが。月極契約の基本料金は、最近のものですと、月125分通話で25ポンド、月275分通話で35ポンドなどです。

ただ、イギリスのVodafoneLive!は、無料ブラウジングといっても、ポータル・サイトのコンテンツがそれほど充実しているわけではないので、私は、ほとんど使いませんね。時々、サッカーの試合経過を見るくらいのものです(こればっかり)。また、VodafoneLive!以外のデータ通信については、1MBあたり2.35ポンド課金されるはずなのですが、どういうわけか、私が最近Nokia6630で使用した分が、まったく課金されていないのが謎ですな・・・。

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2006.07.31

買ってしまいました・・・Nokia 6630日本語版

Nokia 6630の日本語版を買ってしまいました。SIMカードは、英ボーダフォンの月極契約のものを使用しています。

London_060_1まだ、そんなに使い込んでいないのですが、とにかく便利です。特に、外出先で、ちょっと電子メールをチェックしたいという時に活用しています。あとは、気になる中日戦のプロ野球の試合結果も、ドラゴンズの公式サイトでわかります。写真は、7月25日の昼過ぎに撮影したもので、後ろに写っているのは、イギリスの国会議事堂の時計台ビック・ベンです。

しかし、野球なんて、試合の経過を文字情報として携帯電話に配信して、ヒットやホームラン、ファイン・プレーなどがあった時だけ、その映像として配信するだけでも、十分楽しめると思うのですが、そういうサービス、どこかでやってくれませんかねぇ。

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2006.07.26

英ボーダフォンの株主総会にて

London_056英ボーダフォンの株主総会が、25日、ロンドンにあるQueen Elizabeth II Conference Centreで開催されました。この日は、日本の株主総会に相当する Annual General Meeting (AGM) に先立ち、株式の特別配当に関する決議を行うための Extraordinary General Meeting (EGM) もあわせて開催されました。その模様は、ウェブキャストで見ることができます。

http://www.vodafone.com/agm2006/

ところで、このAGM/EGMの前日までに、英ボーダフォンをめぐり、2つの動きがありました。まず、この5月に欧州部門のCEOに任命されたビル・モロー氏が、同社を退社しアメリカに帰ることが発表されました。その理由は、「家庭の事情」と言われていますが、こういうケースでは、その言葉どおり、というのは少ないようです。ビル・モロー氏は、ソフトバンクとのジョイント・ベンチャーにも関わっていますが、これにも影響してくるのではないかと思われます。

もう1つは、AGM/EGMに先立ち、英ボーダフォンの大株主である機関投資家の一部が、「アルン・サリーンCEOの再任を拒否しよう」と呼びかけたこと。同CEOの経営手腕に信頼が置けない、というのが、その理由でした。結果から言えば、サリーンCEOは、再任されましたが、10%の反対票と、5%の棄権があり、85%の支持しかえられませんでした。他の役員が、90%台の支持で再任されたことを考えると、それなりに批判票が多かったと言えます。また、役員の報酬に対しては、反対・棄権をあわせると20%の批判票が投じられました。「経営陣にイエローカードが示された」と、こちらの新聞では報じられています。

London_057 また、ボーダフォンの日本事業の売却については、"昨年からの(日本の)ビジネスの建て直しは順調にいっていた。相対的に競争力を得ていたことから、ソフトバンクから、とても魅力的な評価が与えられた"と説明しています。こうやって、株主に説明しなければならないことを考えると、英ボーダフォンには、できるだけ高い価格で日本事業を売却する責任があったとも言えます。

機関投資家は、各議案に対して、事前に投票を済ませていることもあり、株主総会に出席している人のほとんどは、個人の株主、それも、お年寄りが多く見られました。それでも、質疑応答では、かなり厳しい質問や意見が投げかけられました。特に、昨年から、英ボーダフォンでは、経営陣の内粉が、たびたび報じられていたこともあって、「役員会が機能していないのではないか」という指摘もありました。これに対しては、「役員会は機能しているし、すべての役員はサリーンCEOを全面的にバックアップしてきた」と何度も繰り返していました。

ただ、今回の株主総会を最後に8年間会長を務めたマクローリン会長が退任、また、22年間同社の経営に関わってきたジュリアン・ホーン・スミス氏も引退することなどを見ると、サリーンCEOが、内紛に勝利して、役員会を掌握した、と見ることができると思います。

株主総会後には、株主たちにサンドイッチなどの軽食と飲み物が振る舞われ、役員たちと歓談する場が設けられました。そこで、サリーンCEOに、ソフトバンクとのジョイント・ベンチャーについて伺ったところ、「現状では、満足している」とのこと。このジョイント・ベンチャーをどうやって活かしていくかについては、携帯端末の共同開発・共同購入、ブロードバンドや固定電話におけるソフトバンクの経験をフィートバックさせる、IP電話などの新技術における協業などをあげました。ただ、コンテンツの協業については、あまり重要視していない、という印象を持ちました。

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英ボーダフォンの株主総会にて(おまけ)

英ボーダフォンの2時間におよぶ株主総会が終わると、株主たちには、軽食と飲み物が振る舞われ、役員たちと歓談する場が設けられました。株主総会でも、厳しい質問を投げかけるのは、一部の株主に限られており、株主のほとんどは、おとなしい紳士淑女、というか、おじいちゃんおばぁちゃんたちで、そこでも静かにサンドイッチを食べ、ワインやビールを味わっていました。

しかし、中には、いろいろな意味で熱狂的な株主もいて、サリーンCEOや、その他の役員に、一生懸命質問したり、自分の意見をぶっている人もいました。また、ある株主は、サリーンCEOに、「俺が書いた絵を受け取ってくれ」と言って、B4サイズぐらいの絵を取り出したのですが、その絵が、波止場に何隻かの船が停泊していて、そのうちの一隻にボーダフォンのロゴが書かれている、というものでした。さすがに受け取ったサリーンCEOも、なんと言っていいのやら・・・という表情をしていました。

株主総会には、記者もゲストとして出席できるのですが、総会中は質問をすることはできません。しかし、総会後の歓談の場では、イギリス人の記者などと、サリーンCEOを囲んで、いわゆる「囲み取材」をすることができました。こういう場合は、記者が順番に質問し、それに答えている間は、他の記者はおとなしく聞いているものなのですが、サリーンCEOの話が盛り上がってくると、興奮した株主が、「俺にも質問させろ」という感じで割り込んできて、大変でした。

でもまぁ、株主総会って株主のためのものですし、なんといっても会社は株主のものですからね・・・。

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2006.06.14

【特別レポート】モバイルTVの世界的ブレイクは2009年から

携帯電話などのモバイル端末でTVを視聴するモバイルTVの世界的なブレイクは2009年から始まる、とするレポートが発表された。

London_045_3これは、英国ロンドンで13日に開催された"Assessing the market impact of DVB-H Successful Strategies for the Launch & Roll-Out of Mobile Broadcast"(主催:Informa Telecoms & Media)というセミナーで、Informa Telecoms & Mediaのアナリスト、Dave McQueen氏が発表したもの。

世界のモバイルTVは、欧州が推進するDVB-H(Digital Video Broadcasting for Handheld)、日本のワンセグのISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)、韓国や欧州の一部で普及しているT-DMB(Terrestrial-digital media broadcasting)、米クァルコムが推進するMediaFLOなど、さまざまな方式が乱立しているが、McQueen氏は、2009年を境にDVB-Hがもっとも普及する方式となる、との見解を示した。

●モバイルTVに対応する端末の販売台数は2005年73万台、2006年200万台弱。放送ネットワークの普及、販売される端末の台数増加、2008年の北京五輪などのビッグイベントにより、2009年を境にモバイルTV端末の販売台数が増加する。2011年には、1億2000万台が販売される。これは、すべての携帯電話の約10%を占める。

●端末が対応する方式のうち、いまのところDMBが主流で、韓国と日本の一部だけで、2006年の対応端末販売台数の66%が占められている。地上波DMB(T-DMB)と衛星DMB(S-DMB)をあわせたDMBが2008年までは主流だが、その後DVB-Hに追い抜かれる。2008年以降は、ヨーロッパとアメリカでDVB-Hが普及し、販売台数の50%を占めるようになる。DVB-H対応端末は、2011年までに年間7300万台販売され、そのシェアは63%。MediaFLOも2008年から普及を始め、2011年には対応端末が1450万台販売される。

London_046_1●モバイルTVのユーザー数は、2006年の256万人から、2011年には、2億1000万人に。2011年に地上波DMB(T-DMB)のユーザーは2400万人、DVB-Hは1億2000万人(シェア57%)。ISDB-Tは日本に限られるため1500万人、MediaFLOは2500万人に。

●地域別のユーザー数は、2008年までは韓国が最大。中国が追い上げて、2011年には2400万人に。アジア太平洋では9510万人で、世界シェアは45%。欧州は2011年に6870万人。北米は2009年には3000万人に達する見込み。

●DVB-Hに限って見ると、2011年1億2000万ユーザーのうち、欧州が37%、アジア太平洋が36%、北米が12.2%、南米が7.5%、アフリカ/中東が7.7%。

London_049_3続いて、BDA China LimitedのDuncan Clark氏が、アジアのモバイルTVの現状についての報告を行った。現在アジアでは、試験運用も含め4つの方式が採用されている。DVB-Hは台湾、マレーシア、シンガポールで運用されている。また、韓国では地上波DMB(T-DMB)と衛星DMB(S-DMB)の2つの方式が採用され、香港でも地上波DMB(T-DMB)が採用されている。日本ではワンセグ(ISDB-T)のほかに、東芝と韓国のSKTによる衛星DMB(S-DMB)があるが、対応端末が携帯電話ではないことから、ユーザー数はあまり多くは無い。

London_050_1アジアの今後の見通しでは、T-DMBが韓国に加えて、インドと中国でサービスや試験運用を開始する。DVB-Hもシンガポール、マレーシアに加えて、インドネシア、中国がサービスや試験運用を開始する。DVB-Hに関しては、ノキアが積極的に推進している。米クァルコムの押すMediaFLOもアジア進出をめざしているが、やや出遅れた感は否めないという。

また、現在、韓国と日本をあわせると、150万人のモバイルTVユーザーがいる。日本のワンセグ(ISDB-T)、韓国の地上波DMB(T-DMB)と衛星DMB(S-DMB)が、それぞれ50万人程度だが、このうちコンテンツにお金を払っているのは、韓国の衛星DMB(S-DMB)のユーザーだけである。

韓国の衛星DMB(S-DMB)は、韓国のSKTが2005年5月に開始したサービスで、端末価格は700ドル(約8万円)、月極料金は14ドル(約1600円)。普及のきっかけは、今年3月に行われた野球の世界大会WBC(World Baseball Classic)で、特に最高視聴率27.5%わ記録した日本と韓国の試合だったという。WBC開催以前では、対応端末の販売台数は1日1000台だったが、WBCが始まると1日4000台を上回ったという。

【告知】World Handset Forum Asia, 27-28 June 2006, Hong Kong, China
http://www.ibctelecoms.com/worldhandsetforum/asia/

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2006.05.12

ドイツの業界3位の携帯電話キャリアE-Plusが契約者数を19%も増やした理由

ドイツの携帯電話キャリアE-Plus(E-プリュス)が、3月末時点の契約者数を、前年同期比で19%も増加させました。これは、E-Plusの親会社であるオランダのKPNが、9日に第1四半期の決算を発表した際にあきらかにしたものです。

http://www.kpn.com/kpn/show/id=965927/contentid=11399

E-Plusは、ドイツの携帯電話キャリアとしては、T-モバイル、独ボーダフォンの2強(2社でシェア80%を占める)に次ぐ3位、シェアは12-13%と、なにやら日本の旧ボーダフォンが置かれていたのと同じような状況にありました。

そのE-Plusがシェア拡大のために採用したのは、複数のサブ・ブランド、ブランド・リセラー、MVNOと、E-Plus以外のブランドを増やすという戦略でした。

London_037 左の図は、4月に行われたセミナー"MVNO Strategies & Markets Europe 2006" (主催:Informa Telecoms & Media)におけるE-Plusのプレゼンテーションからとったものです。

サブ・ブランドとしては、Simyo、BASE、Blau.de、Ay Yildizの4つをスタート。いずれも、No-Frillsつまり、格安の料金がセールス・ポイントです。このうち、Ay Yildizは、在欧トルコ人向けに特化したサービスとして始められたものです。

次に、ブランド・リセラーですが、これは携帯電話キャリアとしてのオペレーションは、E-Plusで行うが、販売やマーケティングは、他社が独自のブランドで行うものです。ISPのfreenet、家電量販店チェーンのConrad、MTVなどを放送する音楽専門TVチャンネルVIVAなどと提携しています。

さらに、MVNOであるVISTREAMにインフラを提供しています。

E-Plusとしては、すでに飽和状態にあるドイツの携帯電話市場でシェアを拡大させるには、上位2社から奪うしかない。もともと業界3位のE-Plusにとっては、サブ・ブランドや他社との提携によって、E-Plusのブランドが傷つくリスクは、上位2社よりも小さい。家電量販店や音楽専門TVとの提携により、セグメントのはっきりした顧客に携帯電話を販売することができる、といったメリットがありました。

3月末の契約者数は1140万人と、2005年3月末と比べると19%も増加したのですから、E-Plusの戦略は、当たったというべきでしょう。

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2006.04.28

MVNO成功の鍵を握るのは?

ヨーロッパのMVNO関係者が口を揃えて言うのは、「MVNOで成功するには、販売網が重要」ということです。

MVNOとして、もっとも成功したケースは、イギリスのVirgin Mobile(加入者数は約400万人)ですが、これはVirginグループのレコード・ショップであるVirgin Mega Storeの店頭で携帯電話を販売することで、若い人を中心に加入者を増やしてきました。イギリスのスーパーのTescoも、すでにTesco Mobileのユーザーを数十万人獲得していますが、これもスーパーの店頭での販売が効果的だったからです。

また、対象とするユーザーのニーズにあった携帯端末やサービスを提供することも重要で、Virgin Mobileは、Virgin Mega Storeにレコードやビデオを買いにくる若い人、つまり、あまりお金を持っていない層に、比較的安い端末と、通話料金やSMSの安さでアピールしてきました。Tesco Mobileも、スーパーのTescoにくるお客さんが必要とする携帯電話を販売することで伸びたわけです。

また、MVNOだけでなく、携帯電話キャリアのサブ・ブランドにも言えることかも知れませんが、サービスや機能だけでなく、エモーショナルなアピールをするブランドを作ることも重要だと言えます。

デザインだけでなく、サービスやコンテンツも含めて、特定のスポーツ・チームのファンに向けた携帯電話とか、同好の士のための携帯電話とか、特定の地域に住む人たちのための携帯電話とか、いろいろ考えられると思いますが、いかがでしょうか。

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2006.04.26

【特別レポート】MVNOのユニークな事例

ヨーロッパでは、携帯電話キャリアのインフラを借りて、携帯電話事業を行うMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)が数多く存在する。英国ロンドンで、25日に開催されたセミナー"MVNO Strategies & Markets Europe 2006" (主催:Informa Telecoms & Media)では、ヨーロッパのユニークなMVNOや、MVNOに応用できる携帯電話キャリアのサブ・ブランドの事例が紹介された。

●格安携帯電話・・・オーストリアの"YESSS!"

London_030 オーストリアには、5つの携帯電話キャリアと1つのMVNOがある。携帯電話キャリアのONEは、サブ・ブランドとして"YESSS!"を2005年4月に立ち上げた。YESSS!のJosef Mayer氏によると、YESSS!設立の狙いは、すでに飽和状態にあり、大きな成長が見込めないオーストリアの携帯電話市場で、格安の携帯電話サービスを提供することにあった。

そのため、YESSS!では、ユーザーの需要の高い、音声通話、留守番電話サービス、SMS(ショート・メッセージ・サービス)の3つのサービスに特化し、GPRS、MMS、データ通信などは提供しない。音声通話の料金も格安に設定されている。また、プリ・ペイド式のSIMカードだけを販売するため、ユーザーは、SIMロックされていない携帯電話を、中古ショップなどで購入する必要がある。

SIMカードの販売は、Hoferという食品スーパーに委託している。オンライン・ショップもあるが、ユーザー数の5%程度しか利用されていない。シンプルなサービスのため、カスタマー・サービスにも、あまりコストをかけなくて済むという。2005年末までに、20万人のユーザーを獲得している。

●トルコ人向けブランド・・・ベルギーの"ay yildiz"

London_031 ベルギーの携帯電話キャリアBASEは、ベルギーに住むトルコ人をターゲットにしたサブ・ブランド"ay yildiz"を立ち上げた。"ay yildiz"は、トルコの国旗(三日月と星)を意味するトルコ語。 ay yildizのサービスは、ベルギー在住のトルコ人が、トルコとつながりが深いことに配慮したもので、トルコ向けの通話が1分あたり0.35ユーロ、トルコ向けのSMSが1通0.15ユーロと、割安に設定されている。また、トルコ人の多いドイツ、フランスなどへの通話も安く設定されている。

ay yildizのTolga Kutlu氏は、ay yildizをサブ・ブランドとして立ち上げた理由として、単なるサービスだけではなく、情緒的な面でトルコ人にアピールする必要があったから、と説明している。そのため、トルコ向けの通話やSMSが割安なことに加えて、トルコ語のコンテンツを提供するほか、トルコ語で対応するカスタマー・サービス用のコール・センターも用意する。 ベルギーには現在16万人のトルコ人が住んでおり、このうち17歳から60歳は4万6000人で、ay yildizは、この層をターゲットにしている。また、ヨーロッパに住むトルコ人は、340万人おり、ベルギー以外の国でもサービスを開始したいという。

●ベルギーのサッカー・クラブRCSC

London_032_1 ベルギーのサッカー・クラブのRCSCは、MVNOとして、サポーターに向けて携帯電話を販売している。クラブ側の狙いは、携帯電話を通じてチケットの販売を行うことのほかに、情報配信などで、より多くの収入を得ることにある。たとえば、クラブに関するニュースや、選手や監督からのメッセージを独自に配信する。サポーターにはとっては、既存のメディアでは流れないような情報を、いち早く入手することができるメリットがある。

●ゲイのためのGAYmobile

London_033 デンマークのGAYmobileは、デンマークにいる25万人のゲイ(同性愛者)を対象としたMVNO。GAYmobileのCEOであるThomas Bilgram氏は、ヨーロッパのゲイ・コミュニティでよく知られた人物であり、GAYmobileは、ゲイのためのコンテンツを提供するために設立された。ヨーロッパでは人口の5-7%がゲイといわれている。

【告知】MVNO Strategies & Markets Asia Pacific 12 - 14 July 2006, Orchard Hotel, Singapore http://shop.telecoms.com/marlin/30000000861/MARKT_EFFORT/marketingid/20001375308?proceed=true&MarEntityId=1145871807307&entHash=10271371ea4&UType=true

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2006.03.27

ナンバー・ポータビリティ・・・日本では?

前回と前々回のエントリーで、世界各国のナンバー・ポータビリティ事情を紹介しました。私なりにまとめると、ユーザーにとってMNP(Mobile Number Portability)を行いやすい条件は、

<1>MNPの手数料が無料、または安いこと

<2>手続きが簡単で、それにかかる時間も短いこと

<3>各キャリアが積極的に顧客獲得に動くこと

の3つがあげられると思います。 ただ、MNPを行うには、移動する電話番号に関するデータベース管理などの費用がかかるため、ユーザーの負担をゼロとすると、その分の費用はキャリアの負担となります。また、手続きを迅速に行うには、事務処理に関するコストが、その分余計にかかることになります。

携帯電話キャリアが、MNPによる顧客獲得を積極的に行う場合は、中小キャリアや新規参入のMVNO(Mobile Virtual Network Operator)は、通話料値下げなどによるシェア拡大をめざし、すでにシェアの高い上位キャリアは、シェア拡大ではなく、ARPU(契約者一人あたり売上高)の高いユーザーの比率向上をめざす、というように戦略がわかれるようです。

さて、日本では、どうなるのでしょうね?

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2006.03.25

【特別レポート】ナンバー・ポータビリティ・・・スペイン、ドイツ、フィンランド

英国ロンドンで、21、22日に、ナンバー・ポータビリティに関するセミナー"Delivering Cost Effective Number Portability for Fixed, Mobile, FMC and VoIP Networks" (主催:Informa Telecoms & Media)が開催された。その発表の中から、スペイン、ドイツ、フィンランドの事例を紹介する。

●スペイン・・・ボーダフォンの積極策

London_025 スペインの事例について紹介したのは、 調査会社OvumのMarta Munoz Mendez-Villam氏。スペインでは、1999年にMNPが導入されたものの、当時、携帯電話の普及率は40%と低かったことから、そのインパクトは、それほど大きくなかったという。2005年になると携帯電話の普及率は100%に達したが、ボーダフォンは、顧客をつなぎとるための積極的な施策をとり、MNPの純増減数では常にプラスを維持した。

London_026 また、ARPU(契約者一人あたり売上高)の低いプリ・ペイド契約者の比率は、2001年は56%だったが、2005年には51%に低下し、全体のARUPの改善に貢献。また、2004年からは、Churn(契約者の他社への移動)の比率も、低下するようになった。スペインのボーダフォンは、NMPを効果的に活用し、また、顧客をつなぎ止めることにも成功したといえる。

●ドイツ・・・O2の戦略

ドイツの事例について紹介したのは、O2のMarkus Haas氏。O2は、もともとイギリスの携帯電話キャリアだったが、2005年にスペインのテレフォニカに買収された。ドイツでは、T-Mobile、ボーダフォン、Eプリュスにつぐ、4番手のキャリアである。

London_027 ドイツでは、2002年にMNPが開始されたが、MNPを行う際にユーザーが支払う費用が、22.50から116.00ユーロ(3150から1万6240円)と高額のため、これまでにMNPを行ったユーザー数は80万人と、携帯電話ユーザー全体の5%にすぎない。また、Tモバイル、ボーダフォンの大手2社が、MNPを積極的に宣伝していないことから、MNPの認知度も低い。その中では、4番手のO2は、顧客拡大のために積極的にMNPを活用し、シェアを伸ばしている。

なお、O2の実施した市場調査では、携帯電話ユーザーがMNPに払う手数料として、容認できる金額は10ユーロ(1400円)という結果が出たという。

●フィンランド・・・キャリア間の激しい競争

フィンランドの事例について紹介したのは、Numerot NumpacのMarkku Brummer氏。Numerot Numpacは、フィンランドの携帯電話キャリア各社が共同で設立した、NMPによって移動する携帯電話番号を管理する会社である。

London_028 フィンランドでは、2003年にMNPが開始された。510万人の携帯電話ユーザーがいるが、そのうち2003年から2005年の2年間でみると、少なくも一度はNMPを行った人は、210万人いるという(累計では300万人)。フィンランドでMNPの実行率が高い理由は、手続きが簡単、ユーザーがMNPを行う際に支払う手数料が無料、携帯電話キャリア間の競争が激しいことなどがあげられる。また、キャリアによる携帯電話端末へのインセンティブ(販売奨励金)が禁止されているため、端末価格に関して、大手キャリアが有利になることもない(ただし、3G端末に関しては2006年4月よりインセンティブが認められる)。

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2006.03.23

【特別レポート】ナンバー・ポータビリティ・・・各国の事情

ボーダフォンの日本法人が、ソフトバンクに売却された理由の一つとして、今年11月から日本でも開始される「ナンバー・ポータビリティ」によって、日本の携帯電話キャリア間の競争が激しくなることがあげられている。

では、実際に日本でナンバーポータビリティが開始されると、各キャリアにとって、どれくらいのインパクトがあるのだろうか? この点を考える上で、すでにナンバー・ポータビリティが実施されている各国の事情を知ることは重要だ。

英国ロンドンでは、21、22日に、"Delivering Cost Effective Number Portability for Fixed, Mobile, FMC and VoIP Networks" (主催:Informa Telecoms & Media)というセミナーが開催され、世界各国のナンバー・ポータビリティ事情が紹介された。

London_023 このセミナーの議長を務めたのは、スウェーデンのBoCa Consulting AB のCarin Johansson氏で、同氏は、基調講演もかねて世界各国の事情を簡単に説明した。以下は、その要約である。なお、ナンバー・ポータビリティ(Number Portability)には、携帯電話(Mobile Number Portability=MNP)と、固定電話(Fixed Number Portability=FNP)があるため、以下では、携帯電話のナンバーポータビリティについて"MNP"と表記する。

●シンガポールは、1997年7月にMNPを開始。MNPの手続きに7日間かかる。

●香港は、1999年3月にMNPを開始。MNPの手続きには1-2日間かかる。841万人の携帯電話ユーザーに対し、MNPを行ったユーザーの累計は、850万人(2006年1月時点、累計実行率101%)。これは携帯電話キャリア間で、通話料の値下げによる激しい顧客獲得競争が起こったためで、いくつかのキャリアは倒産寸前の状態に陥ったという。

●韓国は、2005年1月から、MNPを段階的に始めた。初めの半年間は、シェアの低い2社のみがMNPの受け入れを認められた。MNPの手続きは30分で済む。最初の1カ月で30万人がMNPを行った。

●台湾は、2005年10月から、MNPを開始。初めの2カ月で、2278万人の携帯電話ユーザーに対して、13万2000人がMNPを行った(2005年12月時点、累計実行率0.6%)。

●オーストラリアは、2001年9月にMNPを開始。MNPの手続きには、数時間から数日かかる。1842万人の携帯電話ユーザーに対して、305万9000人がMNPを行った(2004年5月時点、累計実行率17%)。

●アメリカは、2003年11月にMNPを開始。携帯電話と固定電話のナンバー・ポータビリティも行える。MNPの手続きは、2時間で済む。1億7000万人の携帯電話ユーザーに対して、1030万人がMNPを行った(2004年12月時点、累計実行率6%)。

●フィンランドは、2003年7月にMNPを開始。MNPは無料で行える。MNPの手続きは7日かかる。510万人の携帯電話ユーザーに対して、300万人がMNPを行った(2005年12月時点、累計実行率59%)。フィンランドでは、キャリアによる携帯電話端末へのインセンティブは禁止されている。ただし、3G端末へのインセンティブは、2006年4月から解禁される。

●デンマークは、2001年7月にMNPを開始。MNPは無料で行える。520万8000人の携帯電話ユーザーに対して、118万5000人がMNPを行った(2005年6月時点、累計実行率23%)。デンマークでは、携帯電話キャリア3社に加えて、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)が24社あり、激しい顧客獲得競争を行っている。

●ノルウェーは、2001年12月にMNPを開始した。MNPの手続きは5日間かかる。481万1000人の携帯電話ユーザーに対して、170万人がMNPを行った(2005年1月時点、累計実行率35%)。

●スウェーデンは、2001年9月にMNPを開始した。MNPの手続きは5日間かかる。900万人の携帯電話ユーザーに対して、150万人がMNPを行った(2005年12月時点、累計実行率17%)。

London_024 ●このほか、スペインはMNPが無料で行えるため、また、イタリアは初めて3Gサービスを開始したキャリアが積極的にユーザーを獲得しようとしたためにMNPを行った割合は高い。一方、ドイツはMNPの際にユーザーから徴収する手数料の額が大きいため、また、フランスは、手続きが煩雑な上に、1カ月から2カ月半かかることからMNPは、ほとんど行われていないという。

以上のことを踏まえて、Carin Johansson氏は、MNPを実行する人を増加させるために必要なことをあげた。そのうちカスタマーの動向に関するものとしては、MNPの手数料が無料か低水準であること、MNPに関する情報が多いこと、通話料金の体系がわかりやすいこと、手続きが簡単に行えること(ショップの数が多い、手続きにかかる日数が短い、カスタマーケアが充実している、など)、といった点があげられた。

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2006.03.09

英ボーダフォンのサリーンCEOが講演

現在ドイツのハノーバーでCeBITが開催されています。8日の前夜祭では、英ボーダフォンのアルン・サリーンCEOが基調講演を行いました。

講演の中では、日本法人の売却については触れませんでしたが、ポイントだけかいつまんでおくと、

・GSMのインターオペラビリティ(相互接続性)が、携帯電話産業の成功をもたらした。

・これからは中国、インド、アフリカなどの新興市場が、重要になってくる。

・新しい技術やサービスの発展は、政府の規制よりも、顧客のニーズに主導された市場原理にまかせるべき。

いろいろと深読みできますね。

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2006.03.07

英ボーダフォンについて~背景に経営陣の対立?

英ボーダフォンに関する、日曜日の報道をまとめました。

まず、5日付けのサンデー・テレグラフ紙には、英ボーダフォンのアルン・サリーンCEOへの単独インタビューが掲載されました。

Vodafone plans record £5bn dividend

http://www.telegraph.co.uk/money/main.jhtml?xml=/money/2006/03/05/cnvoda05.xml

その内容は、日本でもすでに報じられているように、ソフトバンクへの日本のボーダフォンの買収に関し、「交渉は3-4週間でまとまるだろう」、日本法人売却で得た資金50億ポンド(1兆円)は「株主に配当として還元する」というものです。

ちょっと気になるのは、サリーンCEOが単独インタビューを受けたのが、経済専門紙のフィナンシャル・タイムズ紙や、ビジネス・ニュースに力を入れているサンデー・タイムズ紙ではなかった点。うがった見方をすると、「インタビューには応じるが鋭い質問はやめて欲しい」というサリーンCEOの願望があるように感じられます。

では、その聞かれたくないことは何かというと、5日付けサンデー・タイムズ紙に掲載された記事に、詳しく触れられています。

Focus: Can I top up my mobile loss to £35bn? http://www.timesonline.co.uk/newspaper/0,,176-2069757,00.html

On Monday, and for much of the week, rumours swirled among Vodafone insiders that Sarin was about to be sacked in a showdown with MacLaurin.

先週、サリーンCEOは、マクラーレン会長と対立し、解任されるのではないかという噂が英ボーダフォン内部で流れた。(ただし、英ボーダフォンは、この噂を否定しています)。

サリーンCEOが、日本のボーダフォンの売却を決断した理由として、売却により得られた資金で株主への配当を増やし、そうすることで株主の支持を得て、自分のCEOとしての地位を固めようとしたのではないか、と見ることもできます。

いろいろな思惑が交錯しているようで、今後の成り行きが注目されます。

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2006.03.05

英ボーダフォンについてのまとめ

3日の午後(日本時間深夜)、「ソフトバンクが、日本のボーダフォンを買収する方向で交渉中」というニュースが飛び込んできました。このニュースの一報は、日本にいる記者がキャッチしたものらしく、その後のイギリスでの報道は、日本で流れているものとほぼ同じ内容でした。

英ボーダフォンに関する最近のニュースでは、2月27日に、主にドイツの事業などに関連して230億-280億ポンド(4兆6000億-5兆6000億円)の損失を計上するというものがありました。しかし、これは、帳簿上の処理にかかわるもので、キャッシュ・フローには影響を与えません。「損失を計上し資金繰りに困ったために、日本事業売却へ」ということでは無いようです。

これまでにも英ボーダフォンに対して、アナリストから「海外事業を見直したらどうか」という意見が出されていましたが、それは日本ではなく、アメリカのベライゾン・ワイヤレス(英ボーダフォンが45%出資)に関するものでした。

確かに、日本のボーダフォンは業績は停滞していたかもしれませんが、赤字ではなく利益を計上している、「ボーダフォン・ライブ」などに日本の携帯電話の技術を活用したい、という2つの理由から、英ボーダフォンは日本の事業を売却しないと、こちらでは見られていました。

ただ、金曜日に英ボーダフォンの株価は8.5%も上昇したので、投資家は今回のニュースを歓迎しているようです。

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2006.02.21

サムスン8メガカメラ携帯の謎

先週開催された3GSMで、韓国のサムスンが8メガピクセルのデジタルカメラを搭載した携帯電話を展示していました。

なんか凄いですよね。デジカメの画質というのは、画素数だけではなくて、レンズとのバランスとか、全体の構造なんかで決まると思うのですが、「8メガカメラ携帯」というフレーズには、そんなことを言わせない迫力があります。

健康飲料のCMで、「タウリン1000mg」と叫ぶというのがありますが、あれも「タウリンって何よ?」とか、「それが1000mgあったらどーなるの?」とか、そういうことを言わせない迫力がありましたよね。

「8メガカメラ携帯」というフレーズには、それと似た迫力があります。ただ、問題なのは、3GSMで展示されていた「8メガカメラ携帯」の試作機で、実際にどういう画像が撮影できるのか、つまり、パソコンの画面に表示させたり、プリントしたらどうなるのか、という点がさっぱりわからなかったことです。

London_015 昨年のCeBitでも、サムスンは、「7メガカメラ携帯」(左の写真)を展示して、世界中のメディアが報道したのですが、実際に、どういう画像が撮影できるのかは、わからずじまいでした。 サムスンって、こういう話題づくりがうまいんですよね。

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2006.02.17

3GSMの感想をば

今年の3GSMは、出展者数も来場者数も昨年より多かったのですが、何か「さびしさ」のようなものを感じてしまいました。

なぜ、そんな風に感じるのだろうと考えて見ると、一つ思いあたることがありました。

それは、携帯電話メーカーの数が減りつつある、ということです。

ヨーロッパの携帯電話業界では、端末メーカーが主役です。毎年恒例の3GSMでは、いろいろなメーカーが、いろいろな端末を展示してきました。「こんなメーカーが、こんな携帯電話を作っていたんだ!」というのを発見する楽しさがありました。

ところがいまは、「あーあ、こんなもん作っちゃって」なんて、毎年、楽しませたくれたイギリスのSendoという会社はもうありません。なぜなら、モトローラに買収されてしまったからです。また、昨年まで別々の会社だったシーメンス・モバイルとBenQも、いまは1つです。

第2世代の頃は、中小メーカーでも、それなりに存在感を示すことができたのですが、もはや消えゆく運命にあるといえます。それは、第3世代に入り、新しい機能が要求されるにつれて、資金や技術が追いつかなくなってしまうからです。

三洋電機が、ノキアとの提携を選んだのも、文脈としては同じことだと思います。

そして、今年の3GSMでの展示内容を見る限りでは、「もう来年は見られないかも」と思う端末メーカーがいくつかありました・・・。

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2005.10.13

ノキアの新しいゲーム戦略

バルセロナのプレス向けイベントでノキアが、ゲーム戦略の見直しを発表しました。

「N-Gage」の生産は中止する一方で、Series 60対応のスマートフォン向けに"N-Gage Arena"というゲーム・コンテンツを提供するプラットフォーム(端末の提供、ゲームの開発支援、サイト運営、ゲームの販売など)を用意するとのこと。ノキアのスマートフォンだけが対象で、2006年後半には、本格的なサービスを開始する予定です。

また、これとは別に、Java用のゲーム・コンテンツを提供するプラットフォーム"SN@P Moble"(スナップ・モバイル)の拡大も同時に進めるようです。これは、ノキア以外の携帯電話でも、Javaの仕様に対応したものならばサービスの対象となります。ただし、携帯電話オペレーターとの協業となるために、一般のユーザーにゲームが配信される際には、各オペレーターのポータルサイトを経由することになります。

ロードマップは以下の通りです。"N-Gage Arena"と"SN@P Moble"で、2007年までに1000万人を超えるユーザーが、携帯電話でゲームをするようになる、と推定しています。

Ngage_001

デモ用に格闘ゲームが展示されていました。「N-Gage」の場合は、十字キーは左側についているのですが、スマートフォンでは、本体の中央についているので、アクション系のゲームは、少しプレーしにくいかもしれません。

Ngage_002

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2005.10.12

『P990』展示

11日に開幕したスマートフォン・ショーで、ソニー・エリクソンの『P990』が展示されました。
デモ用の製品は、まだ不安定のため、いろいろな操作を試すと、フリーズすることも多かったですね。

『P910』と異なるのは、キーボードがフリップではなく、本体についている点。キーボードは、キーの1つ1つが小さいのですが、クリクリっとした感じで押し間違えることは、なさそうです。

ソニーエリクソン副社長(バイスプレジデント)の坂口さんに伺ったところでは、3G(W-CDMA)対応なので日本でも使えますが、今のところ日本での発売予定は無いそうです。「英語版でもいいから、ソニー・スタイルに置きたいなぁ・・・」とおっしゃってましたが、なかなか実現するのは難しそうです・・・。

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2005.10.10

英ソニー・エリクソンの『P990』

英ソニー・エリクソンがスマートフォンの新モデル『P990』を発表しました。3G対応とのこと。11日からのスマートフォン・ショーにて公開予定。

P990

OS:Symbian OS 9.1 (UIQ 3)。キーボード搭載。
2メガ・ピクセルカメラ搭載。GSM(900/1800/190MHz)/3G(2100MHz)、
WiFi(802.11b)、ブルートゥース、赤外線、USB接続対応。
2006年第1四半期発売。
ユーザーメモリ80MB、メモリー・スティック・デュオは4GBまで対応。
Size:114mm x 57mm x 25mm。重さ(バッテリー含む)155g
2.8インチQVGA液晶(240 x 320ピクセル)2万6200色表示。タッチスクリーン方式
Viewer:Microsoft Excel. Word, Powerpoint, Adobe PDF
Editor: Microsoft Word and Excel

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2005.07.09

ロンドン・テロ

7月7日午前、ロンドンの地下鉄3カ所と、バス1台で、爆弾テロが発生しました。そのうちの1つである、キングス・クロス-ラッセル・スクエア駅間のトンネル内の様子を、携帯電話のカメラで撮影した方がいます。

英タイムズ紙に掲載された写真によると、そこで使われたカメラ付き携帯は、ノキアの『6680』のようです。

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2005.07.06

英Sendoが、米Motorolaにより買収

イギリスの携帯電話メーカーのSendoの資産の一部が、米Motorolaにより、買収されました。
英Sendoは、6年前に創業され、格安の携帯電話を発売して、主にイギリスで人気を博しました。

2004年には、500万台の端末を売ったそうですが、これは世界シェアで見ると、1パーセントにも満たないものです。

英Sendoの身売りについて、いろいろと分析もされているようですが、一番わかりやすい説明は、3G端末を生産する技術も体力も無かった、ということだと思います。

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2005.06.20

デクマの中国語の手書き認識ソフト

デクマの中国語(簡体字)の手書き認識ソフトは、これまでは、OEM供給のためプリ・インストールされたものしかなかったのですが、これからはダウンロードサイトから購入して、ユーザーがインストールすることもできるようになったとのこと。対応機種は、ソニー・エリクソンの『P910』の中国版など。

Zi opens up Chinese handwriting recognition market with download technology at CommunicAsia next week
http://www.zicorp.com/pressreleases/061005.htm

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シンビアンの新しいCEO

シンビアンの新しいCEOとして、ナイジェル・クリフォード(Nigel Clifford)氏が任命されました。

Symbian appoints new Chief Executive
http://www.symbian.com/news/pr/2005/pr20051942.html

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2005.06.19

ノキアの新戦略

ノキアが、経営戦略の説明会"Nokia Connection 2005"を開催しました。
・ハイエンド市場と、アジア・アフリカなどの新興マーケット、それぞれに適した製品を発売する。
・ハイエンド市場向けには、Symbianを搭載した端末で、ビデオカメラや
音楽プレイヤーなど、それぞれの機能に特化したスマートフォンを発売する。

【Nokia Connection 2005 Vol.1】ノキアが新戦略を披露――「ハイエンドと新興マーケットを同時に攻略する」
http://k-tai.ascii24.com/k-tai/news/2005/06/15/656416-000.html

【Nokia Connection 2005 Vol.2】ノキア、最新携帯電話を展示――CDMA 1x対応製品からLinux搭載PDAまで多数登場!
http://k-tai.ascii24.com/k-tai/news/2005/06/16/656451-000.html
http://k-tai.ascii24.com/k-tai/news/2005/06/16/656451-001.html?

また、Linux搭載の携帯電話ではないインターネット端末『Nokia 770 Internet Tablet』も発表しています。いろいろと憶測を読んでいますが、無線LANを使用したIP電話の普及に備えて、試験的に発売されるもののようです。あと、Linuxなどのオーブン・ソースの世界で、ノキアの存在感を強めておこうという狙いもあるようです。

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BenQがシーメンスの携帯電話事業を買収

台湾のBenQが、シーメンスの携帯電話事業を買収しました。
・買収額は、課税前価格で3.5億ユーロ(460億円)。
・シーメンスは、BenQの株式を5000万ユーロ(6億円)購入する。
・本部はミュンヘンで、シーメンスの従業員6000人を引き継ぐ。
・買収は9月までに完了する。
・BenQは、今後5年間、シーメンスのブランドを使用できる。

シンビアン端末では、これまでBenQはUIQを、シーメンスはSeries 60を採用していたのですが、買収後は両方のラインナップが出ることになるのでしょう。

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2005.04.27

ノキアのN70

Series 60を搭載したW-CDMA/GSM端末『N70』が、ノキアから発表されました。

http://press.nokia.com/PR/200504/991467_5.html

200万画素カメラを搭載し、FMラジオ、Bluetoothをサポート。
音楽再生機能もあり、外部メモリはRS-MMCに対応。長さ108×幅53×厚さ17.5mm、重さ126g。

http://www.nokia.com/nseries/index.html?loc=inside,main_n70

これ以外にも、W-CDMA/GSM端末を2つ発表しています。

http://www.nokia.com/nseries/index.html?loc=inside,main_n90

http://www.nokia.com/nseries/index.html?loc=inside,main_n91

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2005.03.15

【CeBit】6680でi-mode

6680_imode

ドイツのE-Plusという携帯電話キャリアのブースでは、i-modeサービスを利用できる『Nokia 6680』(3G/GSMのSeries 60端末)が、展示されていました。

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2005.02.18

【3GSM】ザイとデクマ

●ザイ・コーポレーションのメニュー管理ソフト『Qix』(クイックス)。

Zi

操作したいメニューを横断的に探し出せるソフトで、たとえば「VO・・」という操作を行いたい場合に、「V」の含まれる「8TUV」のキーを押し、さらに「O」の含まれる「6MNO」のキーを押すと、その文字を含むメニューがあらわれる。「UN・・・」という操作も含まれてしまいますが、3つ目のキーを押せばさらに絞り込んでいくことができます。

●デクマの手書き認識ソフト

Decma

ザイの参加に収められたデクマのUIQ対応の手書き認識ソフト。中国版の開発は、ほぼ終了したとのこと。日本語版も、そろそろ・・・。

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【3GSM】UIQ 3.0

UIQも3.0を発表しました。1つのソースコードで、縦型、横型、ペン入力に対応可能となったとのこと。

Penbasedui2

Ocp3a

Landscapea

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【3GSM】Series 60 3rd Edtition

Nokiaが、Series 60 3rd Edtitionの概要を発表しました。ウェブキャストはこちら。

http://www.rawcoms.com/content/corporate/nokia/050214/index.html

この中で、Series 60端末として中国レノボの『P930』と英センドの『X2』が紹介されています(いずれも2nd Edition)。

●中国レノボの『P930』

P930

中国レノボの『P930』のすごいところは、Series 60にもかかわらず、独自ソフトを開発して、中国語の手書き認識が可能となっていることです。

●英センドの『X2』

Sendo_x2

英センドの『X2』は、MP3プレイヤーを内蔵し、側面に、音楽専用のボタン
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がついています。

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【3GSM】ノキアの『6680』

14日から、フランスのカンヌで、"3GSM World Congress"というイベントがありました。

ノキアが、W-CDMA端末『6680』を発表しました。Symbain OS(Series 60)
日本でも発売する予定で、価格は500~600ユーロ(6万8000円~8万1000円)。

【3GSM World Congress 2005 Vol.1】ノキアが3G/GSM端末の『Nokia 6680』を発表――音楽ファイル再生でマイクロソフトと提携
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/news/2005/02/3gsm-world-cong.html

ビデオ・シェアリングという機能は、普通のテレビ電話と異なり、音声での会話中に、背面のカメラで映した映像を、送信したり、中断したりできる機能です。

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2005.02.04

Symbian OS v9発表

Latest version of Symbian OS targets smartphones for mass market
http://www.symbian.com/press-office/2005/pr050202.html

Symbian OSの新バージョンが発表されました。メガピクセル・カメラ、3Dグラフィックスの強化、異なる画面サイズのサポート、マルチ・スクリーン機能など、主にグラフィックスの機能が拡充されました。

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2005.02.03

UIQとi-mode

2日、UIQ Technologyのヨハン・サンドバーグ(Johan Sandberg)CEOに、話を聞く機会がありました。UIQは、シンビアンのユーザー・インタフェースの1つでソニー・エリクソンの『P900』などに採用されています。

Uiq

ヨハン・サンドバーグCEOの話
・UIQの日本語版は、いずれ出るだろうが、いつになるかは言えない。
・日本の携帯電話メーカーと、UIQの採用について、話し合いを持っているが、UIQ対応の携帯電話が、どこのメーカーから、いつ出るか、については言えない。
・すでに発表しているが、日本のソフト・メーカーと提携している。
・1社は、デクマで、日本語と中国語の手書き認識ソフトに関し提携した。特に、中国では、手書き認識ソフトの需要が高い。
・もう1社は、アクセスで、ブラウザー"NetFront"とi-mode関連技術の提供に関して提携した。

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2005.01.29

アクセスがUIQにもブラウザー提供

UIQ Technology and ACCESS in Partnerships
http://www.uiq.com/access

日本のアクセスが、UIQにも、ブラウザーの"NetFront"を提供すると発表しました。

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2004.12.18

シンビアンCEO退任

英シンビアン社(Symbain Ltd.)CEOのデイビッド・レビン氏が、2005年3月末で、CEOを退任すると発表がありました。後任は未定とのこと。

David Levin to leave Symbian
http://www.symbian.com/press-office/2004/pr041216.html

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2004.12.06

6630発売

イギリスでは、ボーダフォンが4日より、ノキア『6630』の販売を開始しました。
価格は、12カ月の契約によって異なります。

月£50~75(通話400~1000分)で£30
月£30(通話200分)で£100
月£15~22(通話30分~100分)で£150

また、ドイツテレコム系のT-モバイル、フランステレコム系のオレンジも今週中に発売開始。

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2004.11.17

イギリスの『6630』

イギリスのボーダフォンが、16日に、中間決算を発表しました。

記者発表の前に、3G端末のデモがあったのですが、そこで、ノキアの
Symbian端末『6630』について、ネイティブ・アプリケーションはインストール
できるのか、と尋ねたら、「制限無くインストールできます。ただし、
ユーザーの自己責任で」という答えでした。

6630

ボーダフォン・ライブ!3Gで、映画のビデオ・クリップを表示させたところ。

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2004.11.11

イギリスのボーダフォン

イギリスのボーダフォンが、10日、3Gサービスについて発表しました。

ボーダフォンのショップを見に行ったのですが、今のところ、ソニーエリクソンの「V800」、モトローラの「V980」、「E1000」の3機種のみが販売されており、ノキアのSymbian端末「6630」は、もう少し先になるとのこと。

[参考]  1£=約200円

端末の価格は、月極契約(最低12カ月)の金額によって異なります。ソニーエリクソンの「V800」の場合は、

月£50~75(通話400~1000分)で£50
月£30(通話200分)で£150
月£15~22(通話30分~100分)で£250
以上の料金体系には、SMSやMMSは含まず、利用する毎に別途、課金されます。

また、3G用のサービスとして、月40£で通話500分+SMS100通+テレビ電話50分+11£分のビデオクリップ(サッカー、ニュース、映画)のダウンロード無料+来年3月まで月3曲無料ダウンロード、というセットがあり、この場合の「V800」の価格は£150となります。

モトローラの2機種は、これよりも、もう少し安くなっています。また、モトローラには、プリペイド型端末もあり、「V980」が£200、「E1000」が£300でした。

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2004.11.09

モトローラ『A1000』

Symbian OSでユーザーインターフェースにUIQを採用したモトローラのW-CDMA/GSM(900/1800/1900MHz)端末が発売されました。

A1000_side_page

http://direct.motorola.com/eng/ProductFullSpec.asp?country=GBR&language=ENG&productid=29249

主な特徴は
・幅116x長さ57.5x厚さ20mm、重さ160g
・フルブラウザー搭載
・MPEG4、MP3に対応
・Word、Excel、Powerpoint、PDFの閲覧用ソフトを搭載
・発売はイギリス、イタリア、オーストラリアに続いてスウェーデン、デンマーク、ノルウェー

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2004.11.08

『Nokia 7710』

【Nokia Mobility Conference Vol.1】ノキアが、タッチパネル付きPDA型GSM携帯電話『Nokia 7710』を発表――ビジュアル・ラジオとモバイル・テレビ
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/news/2004/11/nokia-mobilit-1.html

実際に、さわってきましたが、非常に使い安いスマートフォンでした。ブラウザーは、日本語を含め数十の言語に対応しています。

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ノキアの『ライフブログ』とは?

Lifeblog 1.5 is Coming!
http://www.nokia.com/nokia/0,,54923,00.html

・携帯電話に記録される画像と、メールやメモなどのテキストデータを、パソコンに取り込み管理するためのソフト。
・いまのところ、Symbian OS搭載のGSM携帯電話『7610』、『6670』に対応。

Lifeblog

・上に日付が表示されて、その下に画像やテキストデータなどがサムネイルとして表示される。見たい写真やテキストのサムネイルをクリックすると、そのファイルが表示される。スクロールは、横方向に行う。
・ノキアがユーザーに提供するソフトは、携帯電話とパソコン間で画像などを管理するためのソフト『ライフブログ』だけで、『ライフブログ』を活用したブログサービスは、それぞれのインターネットサービスプロバイダーが提供する。

・9月に、米Six Apartと提携したという発表がありました。

Nokia and Six Apart Announce Mobile Weblogging for Content Sharing
http://www.sixapart.com/press/nokia_and_six_apart_announce_mobile.shtml

[参考]ライフブログを開発したノキアのクリスチャン・リンドホーム氏の個人サイト。

http://www.christianlindholm.com

・『ライフブログ』では、画像などを左右にスクロールして閲覧する。この方が、パソコンの画面は横長のために、画像を管理するのに適している。一方、一般的なブログサイトは、縦にスクロールして閲覧する。

・この横と縦の整合性を図るために、リンドホーム氏のサイトでは、画面中央の列に、サムネイル画像が縦に並んでいる。この写真の部分をクリックすると、『ライフブログ』と同じように、横にスクロールして画像を管理するソフトためのが立ち上がり、関連する画像を見ることができる。

http://www.christianlindholm.com/my_moving_trail/index.html

(参考のために見せていただいたもので、ノキアが、こういうサービスを提供することをアナウンスしているわけではありません)

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