テクノロジー

2006.12.05

隠れたシェア・トップ企業"ARM"

イギリスのケンブリッジで、4-5日に、携帯電話関連の技術カンファランス"Wireless Developper Forum UK 2006"が開催されました。4日には、Forum Nokiaや「ブラック・ベリー」のRIMがセッションを行ったほか、イギリスの組込用プロセッサ・メーカーのARMもプレゼンテーションを行いました。

このイベントは、技術者のための交流会という側面が強いため、特に新しい発表などはありませんでしたが、ARMのシェアについて知った時は、ちょっとびっくりしました。というのも、ARMのプロセッサ・コアは、9割以上の携帯電話で採用されていることは知っていましたが、携帯電話以外の分野でも、「平均すると50%超のシェアを獲得している」とか。

London_097_1ちょっと見にくいかもしれませが、左のプレゼンテーション資料を見ると、「えっ、こんなものまで!」と思われるかもしれません。いや驚いた。(英ARM社Symbian Partner Manager、Alberto Bonamico氏のプレゼンテーションより)



[告知]

Wireless Developper Forum Barcelona 2007
12-15 February 2007, Hotel Barcelo Sants, Barcelona
www.wirelessdeveloperforum.com/Barcelona

Wireless Developper Forum Beijing 2007
April 2007, Beijing, China
www.wirelessdeveloperforum.com/china

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2006.10.20

携帯電話メーカーとバイオメトリックス

今朝、遅い朝食を薄ぼんやりとしながらとりつつ、BBCニュースを見ていたら、女性レポーターが、「いま、ここロンドンでは、バイオ・メトリックスの展示会が開かれています」と紹介。面白そうなので、ちょっと覗いてきました。

バイオメトリックスの分野は、あまり詳しくないのですが、ざっと見たところでは、人の顔をカメラで撮影し個人を特定、指紋のスキャンによる個人特定、目の光彩(IRIS)のスキャンによる個人特定の3つが主要な技術のようでした。

いまイギリスの空港では、目の光彩のデータを事前に登録しておくと、入国審査の時にパスポートやIDカードを提示するかわりに、目のスキャンだけで入国できるようになっています。ただし、これは英国在住者に限られたものだったと思いますが・・・。現在のイギリスでは、テロ対策としてのセキュリティに非常に関心が高く、展示も、一般向けよりも、空港や公共施設、商業施設向けのシステムが多かったように感じられました。

London_085その中でも目についたのが米モトローラのブースで、パスポート・コントロールのシステムを展示していました。パスポートに内蔵されたICチップに、指紋と顔の画像データが記録されていて、それを機械で読み取り、顔と指紋を、その場でチェックするというもの。モトローラの方に、「モトローラが、バイオメトリックスなんてやってたんですね」と訪ねると、「まぁ、そのうち携帯電話にも採用されるかも・・・」という返事でした。

もう一つ気になったのは、Sagem Defence Securiteという会社です。これは、携帯電話メーカーのSagemのグループ会社で、軍事関係のセキュリティに関する製品を開発しているそうです。

パイオメトリックスとなると、まず軍事関連や、空港、公共施設などで採用が進み、そのうち一般向けの製品でも採用される、という段階を踏むと思われます。ですから、各社の技術的なレベルの違いよりも、軍事関連や公共施設などに、ITのインフラやシステムを販売している会社の方が、ビジネス的には有利な位置にいるのではないかと思いますね。

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2006.06.19

人が見ているものを撮影するカメラ

London_053 某所にて、面白いものを見つけました。人が見ているものを撮影するカメラです。これは、"Eye Movement Driven Head Camera"と呼ばれるもので、ドイツのミュンヘン大学病院などが共同で開発したものです。

両目に赤外線をあて、それを目の両脇につけられたカメラでとらえ、目の動きを捕捉します。それにより、頭の上につけられたカメラを動かして、人が見ているものを撮影します。目の前に取り付けられたミラーは、赤外線は反射し、通常の光は透過するものです。

主に、医療用として使用されるとのことです。たとえば、手術をする際に、外科医がどこを見ているかをモニターし、また、手術の記録をビデオに記録したりすることができます。教育、スポーツ、マーケティングにも使えるかもしれないとのこと。

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