2008.12.26

▽元自衛隊員が語る金大中誘拐事件の真相

松本重夫『自衛隊「影の部隊」情報戦』(アスペクト)

著者は自衛隊の調査隊と呼ばれる「影の部隊」=諜報組織の設立に関わった。退官後は民間の調査機関を設立したが、むしろ1973年に起きた金大中拉致事件に関わったのではないかと、その名前が取り沙汰された人物として有名である。同氏をモデルとした人物は、金大中事件を描いた映画『KT』や、その原作本である『拉致』にも登場している。本書では、当事者の側から、そして、元諜報機関員としての立場から、金大中事件の真相を語っている。

阪本順治監督作品『KT』


中薗英助『拉致』(新潮文庫)


松本重夫『自衛隊「影の部隊」情報戦』
[目次]
第1章 敗戦からの決意
第2章 国会議事堂の情報員
第3章 GHQの国会工作
第4章 調査隊の誕生
第5章 調査学校長・藤原岩市との軋轢
第6章 金大中事件
第7章 ソウル・オリンピックとKGB
第8章 朴泰俊を守れ
第9章 情報秘録


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