2009.01.17

▽談春が見た志らく

立川 談春『赤めだか』(扶桑社)


『赤めだか』は、立川流の落語家、立川談春の自伝です。修業時代から真打ち襲名までを、割と赤裸々に語っています。ま、語っていないことも多々あるのでしょうが。立川談志を軸にした落語界の裏も、垣間見えて興味深いですね。

個人的には、談春と言えば、TBSの深夜番組で弟弟子の志らくと「立川ボーイズ」というコンビを組んで、コントをやっていた時の印象が強いですね。なんて言うか、深夜でないとやれないような危ないネタが多かったのですが。

本書によると、「立川ボーイズでは売れ損なった」と、志らくは語っているようですが、売れっ子になるつもりで、ああいうネタをやっていたのかよ、と、ちょっと突っ込みを入れたくなってしまいました。

[目次]
第1話 「これはやめとくか」と談志は云った。
第2話 新聞配達少年と修業のカタチ
第3話 談志の初稽古、師弟の想い
第4話 青天の霹靂、築地魚河岸修業
第5話 己の嫉妬と一門の元旦
第6話 弟子の食欲とハワイの夜
第7話 高田文夫と雪夜の牛丼
第8話 生涯一度の寿限無と五万円の大勝負
特別篇その1 揺らぐ談志と弟子の罪—立川流後輩達に告ぐ
特別篇その2 誰も知らない小さんと談志—小さん、米朝、ふたりの人間国宝


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