2009.01.29

▽盗まれたムンクを捜して

エドワード・ドルニック『ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日』(河野純治訳、光文社)


1994年2月、ノルウェーのオスロにあるノルウェー国立美術館から、ムンクの代表作である『叫び』が盗まれた――。ロンドン警視庁美術特捜班の チャーリー・ヒルは、『叫び』奪還への協力を申し出る。彼は、アメリカのゲティ美術館の代理人という身分を借りて、犯人グループとの接触を試みる……。

まるで映画のようなストーリーですが、本書はノンフィクションです。チャーリー・ヒルという美術捜査官も実在の人物です。本筋の『ムンク』奪還劇に 交えて、ヒルの人となりや、美術捜査官としての体験なども紹介されています。ちょっとまどろっこしいところもありますが、それでも面白く読むことができま す。

[目次]

第1部 二人の男と一本のハシゴ
第2部 フェルメールとギャング
第3部 ゲティから来た男
第4部 囮捜査の技術
第5部 地下室にて


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