2009.03.12

▽ホリエモンが語る塀の中の暮らし

堀江貴文『徹底抗戦』(集英社)


ホリエモンこと、元ライブドア社長で、2006年1月に証券取引法違反の容疑で、東京地検特捜部に逮捕された堀江貴文の反論の書。高裁判決までは執行猶予無しの実刑判決だったが、最高裁判決を前に、反論すべきことは反論しておこう、というのが出版の趣旨のようだ。

本書で興味深いのは拘置所の独房暮らしの過酷さ。特に、土日の取り調べがない日に他人と接する機会が無いことから生じる孤独さや、いつまで拘留され 続けるのかがわからない不安感は、ホリエモンですら精神的にへこませてしまい、検察と妥協する寸前まで追い詰められてしまったという。

反論の部分についてはおきますが、ホリエモンは偽悪的ではあっても本物の悪人ではない、というのが私の本書を読んだ感想ですね。

[目次]
予兆—“虎の尾”を踏んだ、ニッポン放送株買収と衆院選出馬
魅惑のフジテレビ
いざ、買収へ
敵対的買収
意外な「援軍」
立候補した理由
日本にも大統領制を
幻のソニー買収作戦

青天の霹靂—逮捕、そして勾留へ
強制捜査
証拠隠滅なんて…
ストップ安
本当の戦犯
野口英昭氏の怪死
後任社長が平松庚三氏になった理由
私は仕手戦の株屋なのか?
容疑者ルームにて
逮捕の日
勾留決定
検事、取調べ開始
独房の日々
気の利く差し入れ
風呂でオナニー
嗚咽するほど泣いた話
熊谷氏との邂逅
読書の話
刑務所の中
起訴後勾留
温かい刑務官
ラジヲの時間
内藤検事登場
自分との闘い
保釈の日

徹底抗戦—われ、検察とかく戦えり
保釈直後
対人恐怖症の克服へ
初公判へ向けて
徹底抗戦!
公判前夜
世論の変化
究極の「政治屋」亀井静香
地裁判決の日
ゴルフ道
税務調査
控訴審
上告へ
ライブドア事件の本質

真相—いまだから書ける、あんなことこんなこと
株主総会のこと
世界的企業を目指した理由
SBI北尾吉孝氏のはなし
拝金主義について
悪役(ヒール)へ
突撃記者・日本テレビ木下黄太氏
検察制度改革
保釈金のこと
過剰報道
懲役の恐怖
将来のこと
その後のライブドア
人を信じるということ


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