2010.09.01

▽『小沢革命政権で日本を救え』

副島隆彦x佐藤優『小沢革命政権で日本を救え』(日本文芸社)

小沢一郎首相が誕生しそうな勢いの中、副島隆彦と佐藤優の小沢一郎に関する対談をまとめた『小沢革命政権で日本を救え』を読んでみました。まあ、こんな見方もあるかな、という感じで……。

両者の共通認識は、「日本国家を誰が支配すべきか」をめぐって、小沢一郎と霞が関の間で、「深刻な、生死を賭した権力闘争が展開されている」(p.5)というものである。しかし、佐藤優は、両者の違いについて、

《副島氏が、共謀理論に基づき、官僚・政治家・財界人・アメリカの特定の有力者の自覚的な連携によってこの権力闘争が展開されていると考えるのに対して、私はそれぞれの利害関係者の集合無意識を重視する》(p.5)

副島隆彦が共謀理論、佐藤優が「集合無意識」理論ということですが、私も、いま起きている争いの源泉は、「集合無意識」理論に近いのではないかと感じています。

[目次]
はじめに 小沢一郎が「平成の悪党」になる日
第1章 国家の主人は誰か 日本の国体と官僚支配の真相
  ●小沢一郎を抹殺したがる勢力 検察と国家官僚の反撃
第2章 アメリカと対峙する民主党政権の読み方
  ●民主党政権は、なぜ日米関係を見直そうとしたのか
第3章 民主党政権は何を起こしたのか
  ●マスコミが明かさない小沢一郎、鳩山由紀夫、亀井静香の実力
第4章 民主党政権は日本を救えるか
  ●民主党政権のマニフェストに潜む盲点を検証する
第5章 迫り来るアメリカ経済の崩壊とオバマ政権の命運
  ●「海の時代」が終わり、「ユーロ・アジアの時代」に転換する
第6章 これから民主党政権はどうあるべきか
  ●民主党政権がネオ・コーポラティズム(統制経済体制)に陥らない最後の方法
おわりに 国民民主革命を妨げる官僚とアメリカに抗して


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