2011.02.01

▽KITANO

ミシェル・テマン『Kitano par Kitano 北野武による「たけし」』(松本百合子訳、早川書房)


本書は、北野家の近所に住んでいたフランス人ジャーナリスト、ミシェル・テマンが、「ビートたけし」こと北野武に、2005年から2009年にかけて行った、四十数回のインタビューをまとめたものです。通訳は、あのゾマホンがつとめたそうです。

《日本人にとっては、北野はまずなによりもテレビでおなじみの顔だ。……それに反して海外での北野といえば、すぐさま映画に結びつく。同世代の人々と一線を画す、時として価値観を翻すこともいとわない監督、アジアの映画人のひとりとして成功を手にした比類なきアーティストとして知られている。》(pp.22-23)

ビートたけしの伝記は、自伝や、真偽があいまいなものも含めて多数出版されていますが、相当に長い時間をかけてインタビューをしたものは、本書以外にはないと思います。

知ってる話も多いので、特に論評することもないのですが、残念なのは、原著がフランス語の点でしょうか。英訳されないと、国際的にはアピールしないんですよね、やはり。


|

書評2011年」カテゴリの記事