2011.04.06

▽『中国のマスゴミ』

福島香織『中国のマスゴミ ジャーナリズムの挫折と目覚め』 (扶桑社新書)

大震災前に買って読もうと思っていたのですが……。

しかし、著者の苗字の「福島」はいろんな意味で世界的にも有名になってしまいました。海外で、覚えてもらい安くなったととらえるべきか、それとも、ある種の風評被害ととらえるべきか……。

本書は、元産経新聞の記者で中国総局に勤務した著者が、言論の自由を求める中国のジャーナリストや新聞社と、言論統制を行おうとする当局とのせめぎ合いを綴ってます。

中国が経済的自由を追求すれば、いずれは政治的自由をも国民は求めるようになり、共産党の一党独裁は崩れるはず、というのは政治学の通念ですが、本書で書かれているような出来事は、その過程の一コマに過ぎないのか? それとも、長く続く現象なのか? そのことが気になります。

[目次]
第一章 中国のマスゴミ
第二章 マスコミ腐敗・記者モラル崩壊の背景
第三章 中国ジャーナリズムと外国人記者
第四章 巧みにしなやかに抵抗せよ
第五章 インターネットでジャーナリズムの夜明けは来るか


|

書評2011年」カテゴリの記事