2011.08.07

▽『「イギリス社会」入門』

コリン・ジョイス『「イギリス社会」入門―日本人に伝えたい本当の英国』 (森田浩之訳、NHK出版新書)

コリン・ジョイスは、イギリス人ジャーナリストで、日本とアメリカに長期間生活しています。同じ著者の著作を紹介したことがあります。

▽英国人が見たニッポンとアメリカ
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2009/06/post-8ed9.html

前二作は、それぞれイギリス人が見たニッポン、イギリス人が見たアメリカで、なかなか面白く読めました。シリーズ三作目となる本書は、イギリス人が日本人に伝えたい本当の英国……なんですが、あまり面白くない……。

なんででしょうね?

個人的な体験によりかかりすぎていて、客観的な視点が欠けている、ということでしょうか。

なぜか、BBCの「偉大なイギリス人一〇〇人」に入らなかったジョージ・オーウェルを紹介したところは、興味深かったですけどね。

日本で有名なイギリス人の本国における評価、みたいな切り口の方が面白かったかもしれませんね。

[目次]
1 階級   みすぼらしい上流、目立ちたがる労働者
2 天気   今日も「くもり時々雨、時々晴れ」
3 国旗   ユニオン・ジャックは優れた輸出品だ
4 住宅   イギリス人がいちばん好きな話題
5 料理   フランス人にはわからない独創性
6 王室   昔、英語を話せない国王がいた
7 結婚   ロイヤル・ウェディングの新常識
8 表現   スズメバチをかんでいるブルドック
9 薀蓄   てっとり早くイギリス通になる方法
10 英雄   「偉大」なイギリス人
11 私淑   敬愛するジョージ・オーウェル
12 紅茶   お茶は世界を生き返らせる
13 飲酒   酔っぱらいはこうして生まれる
14 酒場   パブは歴史、文化、伝統の宝庫だ
15 歴史   ぼくのお気に入り英国史
16 留学   イギリスにやって来る友人への手紙
17 風物   好事家向けスポーツカレンダー
18 伝統   ニュー&オールド・ブリテン
19 品格   これぞ、イギリス!


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