2012.01.10

▽『私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。』

SIGHT編『私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。』(ロッキングオン)

本書は、ロッキング・オンの増刊号である『SIGHT』誌に掲載された原発問題に関するインタビューや対談の拡大採録版である。

登場する14人は、経産省出身の江田憲司と古賀茂明、原子力学者の小出裕章、原発メーカー出身の飯田哲也と田中三彦、原発訴訟の原告側弁護人の和田光弘などなど、3・11以前から、いわゆる「原子力ムラ」と接してきた人達である。そして、彼らの語るムラの実態は、きわめて興味深いものである。

[目次]
坂本龍一
原発問題を抱える今の日本を、世界はどう見ているのか

江田憲司
電力をめぐる「政官業のコングロマリット」を壊すには

保坂展人
スリーマイルからフクシマまで、原発推進行政と戦い続けた30年

古賀茂明
電力会社と政治家・官僚は、どのように手を組んできたのか

小出裕章
この国のアカデミズムと原発はどう結びついているのか

飯田哲也
原発推進政策の中、自然エネルギーはいかに排斥されてきたのか

田中三彦
企業、行政、メディアと戦ってきた「元原子炉圧力容器設計者」の証言

和田光弘
原発訴訟は必ず電力会社が勝つ、その仕組み

上杉隆
3・11以降の「今ここにある、そして加速度的に悪化していく危機」について

丸山重威
日本のメディアによる原発報道の歩みとは

開沼博
明治以降の近代化から追う「フクシマと原発、行政と原発」

藤原帰一
3・11以降、「日本の原発絵図」と「世界の原発絵図」はどう変わりつつあるのか

内田樹x高橋源一郎
ウチダ&タカハシ、福島第一原発事故後の日本が歩む道を考える

内田樹x高橋源一郎
ウチダ&タカハシ、「もう元には戻らない日本」での生き方を考える


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