2012.02.01

▽日本の病根に決別できるか?

古賀茂明x田原惣一朗『決別! 日本の病根』(オフレコ!BOOKS)

『日本中枢の崩壊』で知られる元経産官僚の古賀茂明と田原総一朗の対談をまとめたもの。原発、経産省の問題、公務員改革について、とこれまでさまざまなところで語られてきたことがまとめられているだけで内容としては、特に目新しいものがあるわけではない。

[参考]▽『日本中枢の崩壊』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/06/post-0342.html

それでも、経産省(旧通産省)が保守化したことに関する部分は興味深い。

《古賀 ……昔は「マクロ三官庁」という言葉があって、景気対策は経済企画庁、大蔵省、通産省の三省でやったものですけど。経産省は2005年くらいから、マクロ経済の話をぱったりしなくなった。……だから経産省は、いまある企業を守ることばかりに集中した。非常に後ろ向きの守りの姿勢になってしまった。》(p.100)

古賀によると、2004年にダイエーを産業再生機構で整理することに猛反対したのが経産省であり、それは、経産省からの天下りがダイエーに送り込まれていたからだったという――。


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