2012.02.25

▽黒澤明――封印された十年

西村雄一郎『黒澤明 封印された十年』(新潮社)

黒澤明の封印された十年とは?

1965年の『赤ひげ』から、『トラ、トラ、トラ』の降板劇や自殺未遂事件を経て、ソ連で撮影した『デルス・ウザーラ』が完成した1975までの十年間。

この十年は、日本映画界全体が停滞に向かいつつある一方、また、ヌーヴェルバーグに代表される新興勢力の台頭もあって、黒澤明の苦悩は日本映画界の苦悩でもあった。

[目次]
プロローグ

第一部 アメリカへ
第一章 一九六五年まで――『赤ひげ』
第二章 一九六六年――『暴走機関車』
第三章 一九六七年――『トラ・トラ・トラ!』
第四章 一九六八年――解任
第五章 一九六九年――『どら平太』

第二部 死の淵へ
第一章 一九七〇年――『どですかでん』
第二章 一九七一年――自殺未遂
第三章 一九七二年――邂逅

第三部 ソ連へ
第一章 一九七三年――不死鳥のごとく
第二章 一九七四年――シベリア・ロケ
第三章 一九七五年――『デルス・ウザーラ』

エピローグ
あとがき
主要参考文献


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