2012.02.16

▽ブーメラン――欧州から恐慌がかえってくる

マイケル・ルイス『ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる』(東江一紀訳、文藝春秋)

マイケル・ルイスといえば、サブフライム・ローン・バブルの破綻を見通して賭けにかった人達を描いた『世紀の空売り』が有名ですが、

▽リーマン・ショックへと至る道――世紀の空売り
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/01/post-f6dd.html

本書は、その続編。

なぜ、アメリカのバブルが、欧州にも飛び火したのか、「どーしてこーなった?」の背景を、アイスランド、ギリシャ、アイルランドと国別に描いていきます。また、その対比として、バブルにまみれなかったドイツにもフォーカスをあてています。

前作ほどには、金融商品に関する知識は必要でなく、さらっと読むことができますが、これまで知られていなかった事実もあって面白い。

序章 欧州危機を見通していた男
第1章 漁師たちは投資銀行家になった
第2章 公務員が民間企業の三倍の給料をとる国
第3章 アイルランド人は耐え忍ぶ
第4章 ドイツ人の秘密の本性
第5章 あなたの中の内なるギリシャ


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