2012.04.17

▽釜ケ崎有情

神田誠司『釜ケ崎有情』(講談社)

大阪市西成区には、新聞やテレビなどで「あいりん」と呼ばれている地域がある。「あいりん」は「愛隣」からきているが、これは行政が定めた官製地名という。

もともとの「釜ケ崎」という地名は、大正時代に消滅したというが、いまでも「釜ケ崎」の方が「あいりん」よりも通りがいいようだ。

本書は、朝日新聞編集委員である著者が、「釜ケ崎」のドヤ街で暮らす人々の暮らしと人生をつづったルポルタージュである。

いま大阪市政の焦点の一つである「釜ケ崎」の実態がよくわかる。


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