2012.05.02

▽勝間和代の“勝つために戦え!”――『「有名人になる」ということ』

勝間和代『「有名人になる」ということ』(ディスカヴァー携書)

勝間和代さんの本をきちんと読むのは、初めてなんですが……。

本書は、戦略的に「有名人になる」ことを選択し、その戦いに勝利し、賞味期限が過ぎて「終わコン」と呼ばれるようになった著者が、その顛末を率直に綴ったもの。

おそらく、著者の「有名人になる」というプロジェクトは、始めから、ここまで予定されていたのだろうと思う。

まあ、いいように持ち上げて、使い捨てていったメディアの関係者に対する「しっぺ返し」の狙いもあったとは思いますが……。

でもまあ、すでに著者自身がメディアと化しているわけで、コアなファンを相手に細く長くやっていけるだけの態勢は整っていると思いますけどね。

自分を「終わコン」などと、わざわざ卑下してるのは、そういう戦略なんだろうな……というのは勘ぐり過ぎですか、そうですか(笑)。

[目次]
はじめに

第1章 有名人になるということ そのメリットとデメリット
1.有名人になることの直接的な金銭メリットは思ったほどは大きくない。プライバシーの侵害にちょうど見合うか、見合わないか程度
2.なんといっても大きいのは、人脈の広がりによるチャンスの広がり。これを生かせないと、有名人になったメリットはほとんどない
3.大きなデメリットのひとつは、「衆人環視の中」で生きるということ
4.最大のデメリットは、見知らぬ人たちから批判され攻撃されることを「日常」と考えなければいけないこと
5.発言力がつき、やろうと思ったこと、考えたこと、目指すことができやすくなる。それは有名人であることが信用につながっているからである

第2章 有名人になる方法
有名人になる5つのステップ
ステップ1 自分の商品性を把握し、顧客やパートナー、競争相手を特定する
ステップ2 自分がターゲットとする市場について、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングを行う
ステップ3 自分を売り込むためのサービスを開発し、そのサービスの提供プロセスを管理する
ステップ4 自分がつくったサービスを普及させるための適切なチャネルを見つける
ステップ5 自分のサービスに適切な価格をつけ、品質を保証する
◯有名になるために、メンタル面で必要な3つのポイント
1.羞恥心を捨てて、有名になることを決意すること
2.有名になるにしたがって起きてくるネガティブな事象にくじけないこと
3.有名人の仲間を見つけて、互いに支え合うこと

第3章 有名人をつくる人たち
1.「有名人」はビジネスになる
2.有名人ビジネスのヒット率は決して高くないが、当たると大きい
3.「有名人であること」は「ビッグな自分という勘違い」と「『有名な自分』依存症」を招く
4.有名人を応援するファンとの関係
5.アンチファンという人たち
6.有名人は利用するのか、利用されるのか

第4章「終わコン」 有名人としてのブームが終わるとき
「有名になる」ことの本質を知らなかったわたしの過信と勘違い
ブームは、せいぜい1~2年しか続かない
「終わコン」と言われはじめたときにどうするのか?
連載やレギュラー仕事の効用と危険性
「終わコン」と言われないための工夫
妬みを買う有名人と買わない有名人
有名人は「ふつうの女の子」に戻れるのか?
ある時期に「有名人」だったという過去は二度と消せない

おわりに
それでも有名人になりたいですか?


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