2012.07.17

▽鈴木宗男の『政治の修羅場』

鈴木宗男『政治の修羅場』(文春新書)

鈴木宗男が、中川一郎の秘書時代から経験してきた「政治の修羅場」を綴ったもの。鈴木宗男が見たありのままを率直に語っていると思う。

いまなお謎として残されているのが、鈴木宗男が深く関わっていたとされる「北方領土の返還」問題。本書によると、二島返還の方向でロシア側と話はまとまりつつあったという。

《小渕さんがあのとき倒れなければ、間違いなく解決できたはずだ。森政権がもう一年続いていても、やはり解決できた思う。
解決を一気に遠ざけてしまったのは、小泉政権の誕生だった。》(p.199)

真相が明らかになるのは、いつだろうか。


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