2012.07.13

▽『世紀の誤審』――オリンピックからW杯まで

生島淳『世紀の誤審 オリンピックからW杯まで』(光文社新書)

まもなくロンドン・オリンピックが開幕しますが、オリンピックなどのスポーツで避けて通れないのが、「誤審」の問題。

本書『世紀の誤審』は、2004年に書かれたもので、ちょっと内容は古いのですが、日本人なら忘れられない日韓共催W杯やシドニー五輪の日本柔道における誤審などがレポートされています。

著者は、誤審の生まれやすい傾向の一つに「オリンピック」を上げています。その理由は、オリンピックでは世界中から審判が集められるために、審判のレベルにバラつきがある。準決勝や決勝のなどの肝心な試合を能力の低い審判が担当することも起こりえる。特に、国際大会の少ない競技は要注意という。

まあ、誤審も含めてスポーツだ、とはなかなか割り切れないようですね。

[目次]
第1章 末続慎吾はなぜスタートで注意されたのか?
第2章 シドニーで篠原信一が銀に終わった本当の理由
第3章 日韓共催W杯が遺したもの
第4章 ソルトレイクの密約
第5章 ヤンキース王朝は誤審から始まった
第6章 ミュンヘン、男子バスケットボール大逆転の謎
第7章 マイノリティの悲哀―ラグビーにおける誤審
第8章 日本の誤審は偏見から生まれるのか?
第9章 誤審の傾向と対策


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