2012.10.21

▽『これから20年、三極化する衰退日本人』

中野雅至『これから20年、三極化する衰退日本人~依存する人・搾取される人・脱出する人~』(扶桑社新書)

《政府の大小を巡る具体的な対立軸は何だろうか。それは二つだ。一つ目は「税・社会保障を中心とした受益と負担の関係」であり、もう一つは「経済面での自由競争か政府介入か」というものである。
 1990年代後半以降の日本社会は、この二つの対立軸を巡って、大きな政府か小さな政府かを決められない状態が続いている。》(p.98)

失われた20年は、今後の20年も続くのではないか? という前提の下で、日本社会の進路を占っている。

やや悲観的な未来予測だが、安易な楽観論よりは、はるかに有益だろう。


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