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2012年12月

2012.12.31

▽2012年に当ブログで売れた本

2012年も、もうすぐ終わります。2012年に当ブログで売れた本十傑を紹介します。

まあ、ランキングをつけるほどは売れていないので、あくまでも十傑ということで・・・・・・。

今回は、過去に何度も十傑に登場してきた「定番の十傑」と、それ以外の今年紹介した本の十傑にわけて紹介したいと思います。

まずは、「定番の十傑」から(当ブログでの紹介順)。

▽インテル・インサイドとアップル・アウトサイド――技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2009/11/post-feeb.html

▽シビックプライド――ヨーロッパにおけるケーススタディ
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2009/12/post-d65f.html

クックパッドのビジネス・モデル
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/news/2011/05/post-b35e.html

▽『フェリカの真実』――ソニーが技術開発に成功し、ビジネスで失敗した理由
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/06/post-9895.html

▽隠れた名著『すぐれた意思決定』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2010/08/post-a53d.html

▽ユニクロの本質とは?――『ユニクロ帝国の光と影』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/03/post-fdd6.html

▽PhrasalVerb Organizer
英語力強化法Vol.11 英会話で難しいのは簡単な単語
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/blog/2010/08/vol11-5eb1.html

▽『働かないって、ワクワクしない?』――職場が嫌いな二十五の理由
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/07/post-b1d7.html

▽『市町村合併で「地名」を殺すな』――「さいたま市」は最低の地名だそうです
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/07/post-dc43.html

▽落合監督ご苦労様でした――『采配』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/11/post-ddf4.html

続いて、2012年に紹介した本で売れた十傑(当ブログでの紹介順)。

▽年金倒産――企業を脅かす「もう一つの年金問題」
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/01/post-d7ee.html

▽大鹿靖明『メルトダウン』――福島第一原発事故ドキュメントの決定版
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/02/post-b55c.html

▽日本の地方財閥
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/03/post-1c2a.html

▽コンビニだけが、なぜ強い?
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/04/post-9c53.html

▽ウエストミンスター・モデルとは何か?――『イギリス矛盾の力』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/04/post-9c53.html

▽派遣会社もツライよ――『仕事がない!』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/07/post-f8da.html

▽『約束の日』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/10/post-b2a3.html

▽『戦後史の正体』――通説に挑戦した意欲作
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/10/post-fa67.html

▽放射能雲の下で何が起きたか――『原発難民』
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/10/post-f466.html

▽64――警察が隠し続けた失態とは?
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/11/64-e32e.html

当ブログで取り上げる本のコンセプトは、基本的には「クロス・カルチュラルなノンフィクション」です。もちろん例外もありますが、ノンフィクションで異文化がクロスするような内容のもの、あるいは、時代の転換点(古い文化と新しい文化が衝突、交錯する時代)を分析するようなもの、が中心です。

献本もお待ちしていますので(笑)、ここをご覧になられている出版社の方がいらっしゃったら、右カラム上の「メール送信」のところをクリックしてご連絡いただければ幸いです。

では、これからもいっそうの内容充実をめざして精進しますので、今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

[参考]
▽当ブログで売れた本――2009年
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2009/12/2009-dd61.html
▽当ブログで売れた本――2010年上半期
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2010/08/2010-0d88.html
▽当ブログで売れた本――2010年下半期
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2010/12/2010-9982.html
▽当ブログで売れた本――2011年原発関連
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/05/2011-fe88.html
▽当ブログで売れた本――2011年上半期
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/06/2011-fe42.html
▽2011年に当ブログで売れた本
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2011/11/2011-b0d5.html
▽当ブログで紹介した本――東日本大震災・福島原発事故から一年
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/03/post-05d4.html
▽当ブログで売れた本――2012年上半期
http://thelightoflondon.txt-nifty.com/book/2012/06/2012-a743.html

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2012.12.30

▽『勝てないアメリカ』――「対テロ戦争」の日常

大治朋子『勝てないアメリカ――「対テロ戦争」の日常』(岩波新書)

《「持たざる者」が、「持てる者」を振り回す。小さな蜂の群れが、巨像を襲う。それがこの戦争の日常だ。これが非対象の戦争なのだ。》(p.176)

本書は、アメリカの対テロ戦争がなぜ勝利できないか、という問いについて、あまり報道されてこなかった影の部分を地道に掘り起こすことによって、探っていく。

アフガニスタンに駐留する米軍に同行取材する過程では、乗っていた装甲車が、IED(Improvised Explosive Device=即席爆破装置)と呼ばれる簡易地雷を踏み大破する。シートベルトのおかげで命拾いした著者は、アメリカの対テロ戦争の本質を味あわせられることになる。

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2012.12.29

▽「アラブの春」の正体――欧米とメディアに踊らされた民主化革命

重信メイ『「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命』(角川oneテーマ21)

《民主化を求めて起きた革命が成功し、いざ公正な選挙を行うと、保守的なイスラム主義の政党が勝ってしまう。》(p.37-38)

2010年12月、北アフリカのチュニジアで始まった民主化革命は、翌年には、エジプト、リビアへと伝播し、さらに、中東のバーレーン、イエメン、シリアへと広がった。

「アラブの春」と呼ばれた一連の民主化革命は、実は、欧米各国の思惑や、メディアによってつくり出された偽りの民主化だった――という視点から、革命の流れを検証した労作。

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▽『赦す人』――団鬼六の生涯

大崎善生『赦す人』(新潮社)

《小説にもノンフィクションにも共通していえることだが、題材と文体が調和したときにこそ書かれたものは最大の効果を発揮するのである。そういう意味で鬼六がSM断筆宣言以降の題材を将棋に求めたのは、やはり作家としての天性の資質としか言いようがない。》(p.314)

SM小説の大家として知られた団鬼六の生涯を、小説家であり、棋士の伝記などでも知られる大崎善生が描いたもの。

想像通りの波瀾万丈な人生なのですが、意外と、団鬼六について知っている自分に驚いています(笑)。

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2012.12.22

▽『検証 東電テレビ会議』

朝日新聞社『検証 東電テレビ会議』(朝日新聞出版)

《その場にいる社員のポケットマネーを集めて、原子炉制御に必要なバッテリーの買い出しに量販店に走る――。そんなことはもちろん、マニュアルには書かれていない。「臨機の工夫と判断で事態を打開するための努力がなされた例」の一つといえるかもしれない。が、裏返して考えれば、それは、組織としての東京電力が震災発生3日目の3月13日朝までそんな簡単なことさえ実行しなかったという事実をも浮かび上がらせている。》(p.109)

本書は、東電が部分的に公開したビデオ会議の内容を、朝日新聞の取材チームが検証したものである。

原発事故の初期段階では、原子炉内に水を供給するために必要な消防車を調達することができずに混乱している様子や、機器類を動かすために必要なバッテリーを調達するために試行錯誤されている様子が描き出されている。

事故当時に報道されていなかった舞台裏では、喜劇のようなドタバタが繰り広げていたことがよくわかる。

公開されたビデオは、「プライバシー保護」を名目として、映像にぼかしや、音声にピー音が、加えられている。東電の原発事故への対処の実態を明らかにするためには、ぼかしやピー音のない、すべてのビデオの公開が待たれるのは言うまでもない。

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2012.12.01

▽『ウェブで政治を動かす!』

津田大介『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)

《筆者はニコニコ生放送やユーストリームなどの動画サービスの番組で司会を行うことも多いが、それに出演する政治家たちを見ていると、誰もが初めはこうした動画メディアに出ることを怖がっていることがわかる。……ところが、放送が終わってみれば、みなさん「これ面白いね。また呼んでよ」と言ってにこやかに帰っていく人がほとんどだ。これは、どういうことなのだろう。》(p.183)

11月29日夜、ニコニコ生放送において、来るべき総選挙に向けての党首討論が行われた。総来場者数が140万3551人、書き込まれたコメント数は、55万2017だったという。

依然として、選挙期間中のインターネットの利用は法律で禁止されているものの、明らかに政治家はインターネットの持つ自由さに気づき、活用し始めている。

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