2013.01.20

▽安倍と麻生と竹中と――『小泉の勝利 メディアの敗北』

上杉隆『小泉の勝利 メディアの敗北』(草思社)

第二次安倍政権が発足して、そろそろ一ヶ月がたとうとしています。

第一次政権と同じように、小泉・竹中構造改革路線をふたたび継承するのか、それとも、安倍の総裁選勝利に貢献した麻生太郎副総理・財務大臣の公共投資重視の小泉以前の自民党政治に戻るのか、まだ、見極めがつかない状況にあるといえます。

さて、その第一次安倍政権を生み出したのは、5年半続いた小泉政権だったわけですが、その時のさまざまな人間模様を描き出したのが、上杉隆の『小泉の勝利 メディアの敗北』です。

上杉隆が小泉の時代に書いた二十数本の記事を、自分自身で検証するという試みで、2006年に刊行されました。

記事が書かれた背景説明→記事本文→記事の検証、という構成は、やや読みにくい部分もありますが、小泉時代の背景や報道、さらに、政治家同士の人間関係の綾を理解する上で、有益な情報をもたらしてくれます。


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