2013.03.07

▽「祝井十吾」の事件簿――大阪府警暴力団担当刑事

森功『大阪府警暴力団担当刑事 「祝井十吾」の事件簿』(講談社)

本書は、ジャーナリストの森功が、複数の大阪府警暴力団担当刑事から得た証言をもとに、大阪で起きた、あんな事件や、こんな事件の真相を描いたものである。

「祝井十吾」とは、大阪で活躍する刑事たちを総称した仮名である。

[目次]
プロローグ

第一章 島田紳助引退の舞台裏
・本気のガサ入れ現場
・記者会見の嘘
・全否定からの方向転換
・どっぷり浸かった渡辺二郎
・メールを流出させた狙い
・黒い交際の原点

第二章 新山口組壊滅作戦
・ナンバーツー逮捕の波紋
・被害者の告白
・懐に忍ばせた拳銃
・謎のヒットマン部隊
・“ボディガード兼闇の始末人”

第三章 吉本興業の深い闇
・還暦パーティに集まった面々
・神戸芸能社の役割
・“田岡七人衆”だった吉本興業会長
・女太閤の血を引く林マサ
・カウスとたけしのスポンサー
・中田カウス騒動の真相
・紳助引退との因果関係

第四章 漆黒のボクシング興行史
・ 相撲部屋と同じシステム
・「売り興行」と「手打ち興行」
・「ほら、切符来たよ」
・亀田家トラブルの深層
・借金した相手は山口組大幹部
・暴力団が観戦した理由
・東京ドームこけら落としの舞台裏
・山口組だらけのリングサイド

第五章 ヤクザと銀行
・“汚れ役”が語る脱税の手口
・マネロンに使われる無記名口座
・同和と銀行
・幽霊相手の転貸融資
・事件化できたヒント
・捜査の幕引き
・セコムの株取引

第六章 梁山泊事件
・島田紳助の株取引
・ベンチャー起業家と裏社会の交差点
・投資指南役は京大ゼミ研究員
・黒いスリーショット写真の意味
・豊臣春國の告白
・知られざる裏のネットワーク

第七章 ヤクザの懐
・保釈金の帯封を洗え
・裏ネットワーク解明のヒント
・武闘派の経済ヤクザ
・空港開発の莫大な利益
・大幹部で年収六百万円
・六代目体制固めの影響

第八章 捜査刑事の落とし穴
・猫の死骸捜査
・取調室の録音
・ベテラン刑事の取り調べ術
・不良警官

終章 山口組捜査の行方
・論告求刑の筋書き
・マル暴刑事の疑問
・点と線の捜査
・懲りない面々

エピローグ


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