2013.03.14

▽『兵士は起つ: 自衛隊史上最大の作戦』

杉山隆男『兵士は起つ: 自衛隊史上最大の作戦』(新潮社)

《携帯はもとより、その後もメール、ツイッターと、人と人がつながる方法はここ十年ほどのうちに飛躍的に増え、蜘蛛の巣ように細かく張りめぐらされた情報のネットワークの中を虚実とりまぜたさまざまな話が日々飛び交っているというのに、いまも昔も自衛隊員は、行ったのかどうかさえ、もっとも大切な人にわからないように行ってしまうのだ。》(p.183)

杉山隆男の「兵士に聞け」シリーズの最新作で、東日本大震災と福島原発事故に関わった「兵士」たちを取り上げている。

自衛隊にとっても、史上最大の「実戦」だったこともあり、これまで以上にリアルかつ重い内容となっている。

[目次]
第1部 千年に一度の日
 水の壁
 別名なくば
 救出
 最後の奉公
 白いリボン
 長く重たい一日

第2部 七十二時間
 戦場
 「ご遺体」
 落涙
 母である自衛官

第3部 原発対処部隊
 正しくこわがった男たち
 偵察用防護衣
 海水投下
 四千八百リットル

エピローグ
 日記


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