2013.12.01

▽『原発ホワイトアウト』

若杉冽『原発ホワイトアウト』(講談社)

本書は、現役官僚が正体を隠したままペンネームで発表したと言われている。小説としてのおもしろさはいま一つだが、ノンフィクションに近いものとして読むとなかなか興味深い。

本書に登場する「関東電力」は、市場価格よりも二割高い価格で取引先に発注し、その取引額の4パーセントを「東栄会」という組織にプールする。そしてその「東栄会」が、政治家やマスコミ、学者などの工作を行ってきたという。


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