2014.10.28

▽『ヤクザに死す』

安田雅企『ヤクザに死す』(宝島社文庫)

《私が出会ったヤクザたちは、平組員で最低五人、幹部で十~二十人、組長級だと百人以上の堅気のビジネス・パートナーをもっていた。両者は必要に迫られ、密着していた。私はそうした堅気たち、ヤクザを使って利益を上げている人たちを多数見てきた。》(p.332)

本書は、1992年10月に発行された『正月はヤクザのアパートで』を改題・改訂して、2000年に文庫化されたもののため、内容的には、1992年3月のいわゆる「暴対法」施行前のヤクザ事情について綴られている。

「暴対法」は、2008年、2012年にも強化されているとはいえ、本書に描かれているような事情は、まあ、あまり変わっていないのでしょうね。


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