2014.11.22

▽津波と放射能と福島民友新聞――『記者たちは海に向かった』

門田隆将『記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞』(角川書店)

本書は、2011年3月に、東日本大震災と福島原発事故が発生した際の、福島県紙『福島民友新聞』の活動を描いたものである。

地震発生直後や津波の様子、「紙齢を欠く」ことなく翌日の新聞を発行するための苦闘、そして原発事故――。

これらを記者たちの視点を通して描いていく。

しかし――。

大自然の力や原発事故という人智を超えた力の前では、人間の日々の営みを維持しようとする努力も、なにか空しいことのようにも感じられてしまうものだ。

そう言わざるを得ない。


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